『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 多くを語らなかったところが良かったかな


7月3日に52歳の誕生日を迎えたトム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』初日レイトで鑑賞。IMAX3Dもやっているのだけれど、時間が合わず2Dで観ました!IMAXで観ておけば良かったかな~と、ちょっと後悔(; ・`д・´)

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EDGE OF TOMORROW 2014年 113分

あらすじ:
謎の侵略者“ギタイ”の攻撃によって、人類は滅亡寸前にまで追い込まれていた。そんな中、軍の広報担当だったケイジ少佐は、ある時司令官の怒りを買い、一兵卒として最前線へと送られてしまう。しかし戦闘スキルゼロの彼は強大な敵を前にあっけなく命を落とす。ところが次の瞬間、彼は出撃前日へと戻り目を覚ます。そして再び出撃しては戦死する同じ一日を何度も繰り返す。そんな過酷なループの中で徐々に戦闘力が磨かれていくケイジ。やがて彼はカリスマ的女戦士リタと巡り会う。彼のループ能力がギタイを倒す鍵になると確信したリタによって、最強の“兵器”となるべく容赦ない特訓を繰り返し課されるケイジだったが…。(allcinemaより)



桜坂洋の同名ライトノベルをハリウッドで映画化したSFバトル・アクション大作。
主人公ケイジは死ぬと前日の朝に戻ってしまうというループ状態から抜け出せない。
というと、『恋はデジャ・ブ』や『ミッション:8ミニッツ』を思い出しますよね。
戦っても戦っても死んでしまい、前日に逆戻りするハードさは強烈です!

地球外生命体に突然攻め込まれた地球、人類は5年間戦い続け、ようやく初勝利を手にし、この勢いで敵を殲滅させようと大々的な上陸作戦を計画していた。戦闘経験のまったく無い広報官ケイジはいきなり戦場へ送り込まれ、新兵として出撃するがあっさり戦死。したはずが、なぜか目覚めると前日の朝。同じ事が繰り返されるのを続けているうちに、”戦場の女神”と呼ばれているリタと出会う。リタから訓練を受け、次第にパワードスーツの戦い方を覚えるケイジだったが、そのためには戦う・死ぬを何度も繰り返さなければならなかった。

スキルを身につけるために訓練が必要ですが、特訓出来るのは出撃前日の1日だけ。
特訓して出撃し、敵の攻撃パターンを覚えながら死に、また前日に戻って特訓。死んでも記憶が残っているため、スキルは上がっていくし、敵がどこから攻撃してくるかも覚えています。ゲームをしている様な感覚で、私は自分が「バイオハザード」をプレイしている時を思い出しました(*´∀`)

ケイジにトム・クルーズ、最初はチャラい卑怯者で、ビビりっぷりが新鮮(*´∀`)
リタにエミリー・ブラント、アクション頑張ってます。最近の彼女素敵ですね♪
ケイジが配属される部隊の軍曹にビル・パクストン、キャラが最高!( ̄∇ ̄)ニヤッ!
司令官にブレンダン・グリーソン、「SHERLOCK2」でアイリーン・アドラー役のララ・パルヴァーも出ているはずだけど、見逃しちゃいました:(;゙゚'ω゚'):
監督はジェイソン・ボーンシリーズダグ・ライマン。

何度も何度も戦う・死ぬを繰り返す訳ですが、繰り返しを飽きさせない創りになっています。どれくらい繰り返しているのかは語られないので、ひょっとするとケイジは何年も繰り返しているのかも。ケイジにとってはもう長い付き合いでも、ケイジ以外の人間からは初対面なので、その温度差が上手くストーリー展開に絡んできます。いいかげんだったケイジが、人を守りたいと思う様になっていく変化にも説得力有り。
ある程度観る側の想像力に委ねる創りで、語られ過ぎていないところが良かったですね。面白かったです!