『SHERLOCK(シャーロック)』シリーズ3 There's an east wind coming


すっかりレヴューが遅くなってしまいました(; ・`д・´)
今年の元旦にBBCの放送をストリームでリアルタイムで見て、BBCのブルーレイを購入して2回目を見て、NHKBSプレミアムの放送は3度目となった訳ですが、
やはり日本語字幕が無いとさっぱりでした:(;゙゚'ω゚'):


まず始めに、
SHERLOCKシリーズ1と2はジョン・ワトソン視点で描かれていましたが、
このシリーズ3はシャーロック・ホームズ視点で語られます。
そのためかシャーロックのひとでなしぶりが顕著に:(;゙゚'ω゚'):

製作陣から事前に発表されていたS3のキーワードは
“RAT” “Wedding” “BOW”


では今回もネタバレで!


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EP1 ”The Empty Hearse"(空の霊柩車)
"The Adventure of the Empty House"(空き家の冒険)より

S2E3ラストでジョンたちの前から姿を消したシャーロックが、どのような登場の仕方をするのか?そして、ビルの屋上から飛び降りたのに生きているトリックが最大の焦点になっていた訳ですが、トリックについては煙に巻かれてしまいました。

まず冒頭はアンダーソンの妄想で始まり、続いてシャーロックのファンクラブ(?)の女性の妄想ネタで( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
終盤にアンダーソンに語っているのが本当だとプロデューサー達が言っているようですが、ほんとかな?

また、2年ぶりにジョンの前に現れるシャーロックがヒドい(;´Д`)
ジョンにボコボコにされるのも仕方がないですね:(;゙゚'ω゚'):
聖典のホームズも死んだとされてから3年後にワトソンの前に変装で現れ、ワトソンが後ろを向いている間に変装を解いて「やあ、ワトソン!」とやってワトソンを気絶させるので、同じくヒドイんですけど、優しいワトソンは帰還をストレートに喜んでくれるのですが、ジョンはね( ̄∇ ̄)ニヤッ
S2E1ではアイリーン・アドラーから「鼻を殴られないなんて愛されてるわね」とか言われていたのに、思いっきり鼻殴られてるし( ̄∀ ̄*)イヒッ

怒っているジョンの代わりにモリーを助手にして捜査をしたりしているうちに、ジョン誘拐事件、助けたことで機嫌を少し直したジョンと再びコンビを組んでロンドンを狙った大掛かりなテロを阻止します。"Rat"を追いつめるのですね。
爆弾搭載の列車の中でのやり取りもヒドいシャーロック、本当にジョンに許してもらいたいのか、逆に怒らせたいのか(;-_-) =3 フゥ
聖典と違い、モラン大佐との直接対決がないのが物足りないという意見もありますがベイカーボーイズ復活です!
そして最後に、このシリーズの悪役登場!
 


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EP2 ”The Sign of Three"(三の兆候) 
"The Sign of the Four"(四つの署名)より

聖典の登場人物であるメアリー・モースタンとショルト少佐は出てくるけれど、事件の内容はまったく違います。聖典では事件の最後にメアリーにプロポーズするワトソン。こちらは既に結婚式。2番目のキーワード"Wedding"。
ベストマンを頼まれて戸惑ったり、結婚式の準備をせっせと手伝うシャーロックがいじらしい( ̄∇ ̄)ニヤッ
準備中に手がけた「衛兵殺人未遂事件」と「幽霊とデート事件」が一つの目的のためだったことを、結婚式のスピーチをしながらシャーロックが推理します。

事件の謎解きも面白いけれど、今までとは打って変わった人間味のあるシャーロックの様子が最高!スピーチも泣かせるし(´Д⊂ヽ
ジョンとシャーロックのどちらも上手く操るメアリーって一体何者?
ジョンとメアリーたちの幸せを誓うシャーロック、その誓いが次への伏線へ!
「三の兆候」も含め、ここまではいつものシリーズとはガラッと違う展開。


 
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EP3 ”His Last Vow"(最後の誓い)  
"His Last Bow"(最後の挨拶)
"The Adventure of Charles Augustus Milverton"(犯人は二人)より

Ep1から存在をちらつかせていた恐喝王チャールズ・オーガスタス・マグヌッセン(以下CAM)いよいよ登場。(Ep2ではCAMからメアリー宛の祝電が届いてました)
しかしCAMが真剣に気持ち悪いです:(;゙゚'ω゚'):
上品な下衆とでも言うか、生理的に気持ちが悪いってこういうことかな~と:(;゙゚'ω゚'):

話はローラーコースターライド的に急展開、驚きの連続。
シャーロックはEp2で知り合ったジャニーンとイチャイチャしてたと思ったら、殺されたり、生き返ったり。マインドパレスのシーンは構成も息詰まる演技も素晴らしい!何度見ても(´Д⊂ヽ。
メアリー、ジョン、それぞれの真実がわかり、CAMとの対決は・・・・・。

ストーリーは、この話が一番聖典に近いかも。
"There's an east wind coming"(東風がやってくる)は聖典のラストシーンのセリフなので、ここで終わるのかと思えば、エンドクレジット中断からの意外な人の登場に、早くも次シリーズが楽しみ♪



メインキャストはシリーズ1から同じく、
シャーロック・ホームズベネディクト・カンバーバッチ
ジョン・H・ワトソンにマーティン・フリーマン
レストラード警部にルパート・グレーヴス
モリーフーパーにルイーズ・ブリーリー
ハドソン夫人にユーナ・スタッブス
今回大活躍フィリップ・アンダーソンにジョナサン・アリス
プロデューサー兼マイクロフト・ホームズにマーク・ゲイティス

ゲスト出演はジム・モリアーティにアンドリュー・スコット
アイリーン・アドラーにララ・パルヴァーはちょこっと。
CAMにラース・ミケルセンマッツ・ミケルセンのお兄さん。
ジャニーンにヤスミン・アクラム
メアリー・モースタンにマーティンの実生活のパートナー、アマンダ・アビントン
ホームズ兄妹の両親にベネディクトの実の両親、ティモシー・カールトンワンダ・ベンサム
シャーロックの子供時代の子は、プロデューサーのティーヴン・モファットスー・ヴァーチェの子供だそうです。


映像の構成なんかはシリーズ1&2のポール・マグイガン監督の方が好きでしたね。
今回のシリーズはファンのあいだでも賛否両論あるようですが、私は好きです♪
推理よりドラマにウェイトが掛かってたり、キャストを身内で固めていたりするのがお気に召さない方々もいらっしゃる様ですが、シャーロックとジョンのドラマが私は観たいので、このシリーズも楽しかったです♪
またマインドパレスの描写がそれぞれ興味深く、シャーロックの生い立ちやマイクロフトとの確執(?)などがわかって面白かった。あんなにマトモな両親の子供が2人とも変人って( ̄∀ ̄*)

以前からシャーロックをどんどん追いつめて行くと言っていた製作陣ですが、シリーズ4はもっと重く暗くなるらしいです(;-_-) =3 フゥ
来年1月にスペシャルエピソードを撮影し、来年後半からシリーズ4の撮影に入る予定。シリーズ3よりは落ち着いて待てるかな( ̄∀ ̄*)イヒッ


過去シリーズ記事は↓から。