『13時間 ベンガジの秘密の兵士』『ボーダーライン』


録画も消化せねば!
引き続き戦争物、アカデミー賞ノミネートの2本

13時間 ベンガジの秘密の兵士
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13 HOURS: THE SECRET SOLDIERS OF BENGHAZI 2016年 144分

あらすじ:
2012年9月11日、リビア港湾都市ベンガジにあるアメリカ領事館が、イスラム過激派の武装集団に占拠された。領事館のほど近くにあるCIAの拠点アネックスは救援要請を傍受するが、アネックスの存在自体が極秘であるため手を出すことができない。アネックスに派遣されていた軍事組織GRSの6人の警備兵たちも待機命令を受けるが、領事館を取り巻く状況が緊迫していくのを見過ごすことができず、任意で救援活動に乗り出す。(映画comより)



リビアベンガジで2012年に実際に起きたアメリカ在外公館襲撃事件を題材とした実話ベースの作品。日本では劇場公開されずビデオスルー。

CIAはベンガジに秘密裏にアネックスを設置、そのボディガードとして民間の軍事組織G.R.S.(グローバル・レスポンス・スタッフ)が赴任していた。米国大使がベンガジを訪問中武装集団に領事館が襲われ、大使救出に向かおうとするG.R.SはCIA職員に止められ・・・・・。

ノミネート作品だったので見たのですが、内容はハードだけれど最後まで一気に見せる面白さ、と思ったら監督がマイケル・ベイでした。(^_^;)
新しくベンガジに赴任したG.R.Sのジャック視点で描かれますが、ドラマにはほとんど時間を使わず、話を襲撃された時にフォーカスして作っているのが緊迫感がありました。戦闘シーンはやはり派手。
キャストもあまり知らない人ばかりだったので、リアリティがあったし、エンドクレジットで本人写真が出ても違和感がそれほどなかったです。
後で調べると、ヒゲモジャマッチョなのでわかりませんでしたが、ジェームズ・バッチ・デールトビー・スティーブンスΣ(・ε・|||)え!が出てました。





ボーダーライン
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SICARIO 2015年 121分 R15+

あらすじ:
FBIの誘拐即応班を指揮する女性捜査官、ケイト・メイサー。ある日その活躍が認められ、メキシコの麻薬組織“ソノラ・カルテル”の壊滅と最高幹部マヌエル・ディアスの拘束という極秘任務を帯びた特殊部隊にスカウトされる。こうしてリーダーの特別捜査官マット・グレイヴァーやコンサルタントとしてチームに同行する謎のコロンビア人アレハンドロともに国境を越えてメキシコのフアレスに向かったケイト。しかしそこで待っていたのは、正義や法の手続きなどが一切通用しない、暴力のみが支配する麻薬戦争のあまりにも深い闇だった。(allcinemaより)


こちらは戦争といっても麻薬戦争。
冒頭からショッキングでR15+。

FBIのケイトはDHS(国土安全保障省)から麻薬カルテルの捜査にスカウトされるが、チーフのマットからは何も教えてもらえず、同行するアレハンドロも何者かわかないまま、危険な最前線のメキシコのファレスに放り込まれる。

ケイトにエミリー・ブラント、役の幅をどんどん広げてますね。
マットにジョシュ・ブローリン、アレハンドロにベネチオ・デルトロ、他ジョン・バーンサルなど。
監督は『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ

とにかく内容がショッキング。
でもこの映画はあくまでフィクション、現実はもっとショッキングとか。(-_-;)
米国の毒を以て毒を制すやり方や、大きな悪を倒すために小さな悪を見逃すというのは、現実的にいかにもな話で、そこがまたやるせないというか見たくない現実というか。(;-_-) =3 フゥ

今回見た2本はどちらも映画としては見応えがあるけれど、内容は辛いですね。