ウォッチメイカー by ジェフリー・ディーヴァー

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『ウォッチメイカー』は、リンカーン・ライム&アメリア・サックスシリーズの第7弾です。

自分はこの作家、このシリーズの大ファンなので、楽しみにしていたら、

どうやら、ランキング本の2008年のミステリーNO.1になっているらしいですね。

よく例えられるジェットコースターのようなスピーディーな展開は相変わらず、

最後まで、2転3転としながら一気にラストへ向かいます。



ライム&サックスをご存じない方は、

ボーン・コレクター』という映画をご存知ですか~?

http://www.sonypictures.jp/archive/movie/bonecollector/

主人公のリンカーン・ライムは、元NY市警の科学捜査部長でしたが、

捜査中の事故によって、首から上と指1本しか動かせなくなってしまい、

(元スーパーマン、故クリストファー・リーブのような状態ですね)

生きる気力をなくしています。

そんな彼の所へ、アメリア・サックスという女性巡査と難事件が舞い込みます。

仕方なく、捜査の手伝いを引き受ける事になったライムは、

アメリアに鑑識をさせながら、事件の謎を解いていく、というようなストーリーで、

リンカーン・ライム役は、黒人オスカー俳優デンゼル・ワシントン

アメリア・サックス役は、これまたオスカー女優アンジェリーナ・ジョリーが演じてました。




この映画の原作『ボーンコレクター』がライム&サックスシリーズ第1弾です。

『コフィンダンサー』、『エンプティーチェア』、『石の猿』、『魔術師』、『12番目のカード』

と続き、本作です。

4作目までは文庫化もされています。


このシリーズは、ミステリーとしても十分面白いのですが、

ライムとサックスの関係の変化や、登場人物たちのドラマも楽しみです。

もうこの人を痛い目にあわせないで~!(>_<)とか思いきり感情移入しながら読んでしまいます。(^^ゞ

最近は、刊を増すごとに魅力的な登場人物が増えてきて、

捜査チームとしてもより強力なスペシャル集団になっていますね。

過去には、文書検査士(筆跡鑑定)パーカー・キンケイド。

今回はキャサリン・ダンス、

ボディランゲージや言葉遣いなどから相手のウソを見抜く、

尋問のスペシャリスト。

ディーヴァーの次作は彼女が主人公だそうです。

まだまだ先が気になるこのシリーズ、

しばらく続けて欲しいです。