本当の彼は? 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
引き続きクローネンバーグ
全米の評論家から絶賛され、ローリング・ストーンズ誌の2005年のBest top 10で1位
ヒストリー・オブ・バイオレンス A HISTORY OF VIOLENCE 2005年アメリカ/カナダ制作 96分 あらすじ: アメリカの田舎町でダイナーを経営するトム(ヴィゴ・モーテンセン)は、自分の店に押し入った強盗を倒し、人々の命を救う。その勇敢な行動がマスメディアに取り上げられたことで、トムの見覚えのない人物カール(エド・ハリス)が店にやってきてトムを脅しはじめる。 (シネマトゥデイ)
悪夢を見た娘の悲鳴で家族一同が集まる、絵に描いたような幸せ家族。
子供が2人いる今も夫婦仲は熱々。
甘い家族の風景がいつ脅かされるのかと、逆にハラハラします。
トムは穏やかで暴力を好まない男
彼を見習ってか息子のジャックも平和主義、苛められても暴力は避けます。
そんなある日、トムのダイナーに強盗が!
従業員を守るため咄嗟に強盗をやっつけてしまいます。
その手口があまりにも鮮やかで、マスメディアに追いかけられる羽目に。
それを見て、トムがジョーイだと言うマフィアが現れます。
原作はDCコミックなんですね。
とてもそんな風には思えませんでした。
サスペンスのようですが、謎をダラダラ引っ張るわけではなく、
展開も速いです。
家族に焦点を絞ってます。
ヴィゴは『イースタン・プロミス』に比べると線が細く、良い夫・父親・隣人でした。
逆にアクションシーンは軽くしなやかなで、また全然違いましたね。
共通するところと言えば、
これもラストが良かったです。