アクションに魅せられる　『ウォンテッド』

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マーク・ミラーのグラフィック・ノベルを、『ナイト・ウォッチ』、『デイ・ウォッチ』のロシア人監督

　ウォンテッド  　WANTED  ２００８年　アメリカ制作　１１０分

あらすじ： 恋人にも捨てられ、人生にうんざりしているウェズリー（ジェームズ・マカヴォイ）。
そんな彼の前に突如現れた謎の美女フォックス（アンジェリーナ・ジョリー）は、
ウェズリーの亡き父が秘密の暗殺組織をけん引するすご腕の暗殺者だった事実を彼に知らせる。
しかも父亡き今、ウェズリーは組織を継承する立場にあると言い……。（シネマトゥデイ）

予告編もなるべく見ないで、情報もシャットアウトして、

堪えていましたが、やっと見て来ました！

おかげで、ガラスを顔から突き破るシーンはジェームズ・マカヴォイだと、ズーッと思い込んでました。

『ナイト・ウォッチ』＆『デイ・ウォッチ』でも大胆なアクションシーンが多かったこの監督、

やはり見せ方を心得ている気がします。

ハリウッド製なので映像は洗練されてますが、迫力は変わりません。

とにかくど派手アクションですが、ＣＧでのカッコイイシーンの他に、

見ながら思わず痛っ！と目を瞑ってしまうような肉体的なアクションもあり、

血も飛びますし、直視できないシーンもチラホラ（-_-;）

それでも、かなり強引にグイグイ引っ張っていってくれます。

予想外の大物が出てきた辺りから、話の展開が変わってきます。

1を殺して１０００を救うはずが、何かおかしいと思い始めた頃、

真実が明らかに。

ジェームズ・マカヴォイはアクション映画にどうなんだろうと思っていましたが、

自分の人生に嫌気がさしている、いい人のウエズリーにピッタリでした。

アンジェリーナ・ジョリーはやっぱりカッコイイ！

この人以上に今こういう役を、しかもセクシーに演じられる人は居ないんじゃないでしょうか。

モーガン・フリーマンに笑顔で話しかけられると、どんな怪しい話でも納得しそうです。

『ナイト＆デイ・ウォッチ』のコンスタンチン・ハベンスキーも出てましたね。

アクションがお好きな人には、大満足ではないでしょうか。

カーアクションにしろ、銃撃戦にしろスタイリッシュでスマートです。

突っ込みどころもありますけどね（個人的には機織り機）

意外だったのは、ロマンスシーンがなかったこと。

この映画はこれで良かった気がしますが、てっきりそういう展開になるかと(^。^;;

これもまた３部作構想のようですが、それにしては潔い終わり方でしたね(^。^;;

ジェームズ・マカボイは、ギレルモ・デル・トロ監督の「ホビット」（2010年公開予定）で、

主役のビルボ・バギンズ役を演じると噂されているらしいですが、

こちらもピッタリなような～(^。^;;