郷に入っては郷に従え 『ワールド・オブ・ライズ』

イメージ 1

今年の見納めとなりました!

   ワールド・オブ・ライズ  BODY OF LIES  2008年 128分

あらすじ: ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みる。そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫っており……。(シネマトゥデイ

アメリカの探査システムの精度の凄さっていうのは、時々映画でも取り上げられてますよね。

居場所が分かればいきなり空爆って手も使えるのだろうけど、

相手もその探査システムを知っていて逆手に取ってくるので、

やはり現地で工作する人間が必要になります。

デカプー演じるフェリスは現地工作員、ラッソー演じるホフマンが本国から指示を出す者。

直接人と触れ合っているフェリスと、カメラを通してしか見ていないホフマンでは、

何もかもが違います。


アメリカとヨーロッパでテロを起こし続けているテロリストのリーダーを捕まえたいのだけれど、

なかなか表に出てきません。

そこで一計を図るフェリス。

作戦は巧くいくかに思われたのですが・・・・・。


早急に成果を上げたいホフマンは、犠牲が出ても気にしません。

相手に直接会ってないからドライにもなれますよね。

犠牲者を巻き込んでしまったフェリスには命の重みがのしかかっています。

ホフマンと対照的に、ヨルダン情報局のハニは時間をかけて敵を内部から崩そうとします。

その国や土地の流儀や人を分かった上での作戦が少しづつ実を結びます。


最後、中東が好きだというフェリスに、中東が好きな奴なんて居ないと言い切るホフマン。

2人の違いが明らかになるシーンでした。


ラッソー、デカプー、2人ともハマっていて申し分ないですね。

この役のために増量したラッソー、テロリストに接する感覚で自分の子供の面倒を見てるのが笑えました。

個人的には、ハニ役のマーク・ストロング、カッコ良すぎでした(^^ゞ