流石の熱演 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
BS-Japanにて
エディット・ピアフ~愛の讃歌~ LA MOME/THE PASSIONATE LIFE OF EDITH PIAF/LA VIE EN ROSE 2007年 フランス/イギリス/チェコ制作 140分 あらすじ: 歌手を目指す母アネッタ(クロチルド・クロー)の娘エディット(マリオン・コティヤール)は、祖母が経営する娼館で娼婦のティティーヌ(エマニュエル・セニエ)らに育てられる。やがて母のように道で歌い始めたエディットは、名門キャバレーのオーナー、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)に見出されるが……。(シネマトゥデイ)
エディット・ピアフと聞いても、題名にもある「愛の賛歌」くらいしか思い浮かばず、
彼女の歌った姿も見たことはなかったのですが、
そんな私でも似てるんだろうなと思うくらいのエキセントリックなピアフでした。
晩年(といっても40代ですが)と生い立ちが交錯するので、ちょっと混乱しました。
彼女がボクサーの恋人、マルセル・セルダンと出会うまではサクセスストーリー
そして彼を飛行機事故で亡くしてからの薬物に頼った生活。
亡くなった時はまだ47歳だったはずなのに、驚くばかりの老衰ぶり。
それでも最後まで歌い続けることに執着した彼女を、マリオン・コティヤールが熱演。
ピアフの生涯にはいろいろエピソードもあるようですが、あまりいろいろ詰め込まず、
恋愛もひとつに絞って描かれています。
ちょっと人間関係が分かりにくかったですね。
ピアフの悲劇的な生涯よりも、
マリオンの熱演の方につい目が行ってしまうのは、ピアフが身近でないからかもしれません。