真実の愛への道のり 『キャンディ』

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タイトルの『キャンディ』は、ヒロインの名前であると同時に、ドラッグを意味する隠語

ヒース・レジャーの作品なので見ましたが、見てるのが辛いような内容でしたね~。

最後まで愛がなくならなかったのが救いでした。

   キャンディ   CANDY  2006年 オーストラリア制作 106分

あらすじ: 強い愛で結ばれる詩人志望の青年ダン(ヒース・レジャー)と画家の卵キャンディ(アビー・コーニッシュ)。ダンはヘロインの常用者で、やがてキャンディも危険なドラッグの世界に足を踏み入れていく。2人はドラッグを手に入れるために身の回りのものを売りさばき、キャンディは街で体を売るようになるが……。(シネマトゥデイ

ダンは、キャンディがドラッグの過剰摂取で死にそうになってもドラッグをやめられない。

薬代がなくてキャンディが身体を売るのも止められない。

彼女の代わりに、自分が男娼になる勇気もない。真面目に働くことも出来ない。

そんな優柔不断なヒモのような男をヒース・レジャーが演じてます。

この人も難しい役ばかり選んでますね~。

ジョニー・デップとはアプローチが違うけれど、作品選びにこだわりを感じます。

繊細な演技がうまいからこういう役が来るのでしょうけれど(^_^;)

アビー・コーニッシュも精神を病んでしまうところまで熱演してます。

自分の弱さを知っていて2人を止められず側で見守る大人にジェフリー・ラッシュ


天国・地上・地獄と3段階を経て落ちていく2人。

お互いのトラウマを慰め合うような愛から、真実の愛になるラストは感動的です。