パズル・パレス by ダン・ブラウン

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ダン・ブラウン原作の映画を見て、また原作を読み返したりしたもので、

棚にず~っと積まれていたこの本を、やっと読む気になりました。

      DIGITAL FORTRESS  DAN BROWN

最も謎に包まれた史上最強最大の諜報機関、NSA(国家安全保障局)。別名パズル・パレス。
全通信を傍受できるNSAのスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。
対テロ対策として開発されたが、一般市民の通信全てをも監視可能なこのコンピュータの存在は
決して公にできない国家機密であった。
だが、この状況に憤った元スタッフが、自ら開発した「デジタル・フォートレス」(電子要塞)という
解読不可能な暗号ソフトを楯に、「トランスレータ」の公表を迫ったのだ。
このソフトが流布されれば、アメリカは完全に無防備になってしまう…。

ダン・ブラウンの4冊の既刊小説の中で、2006年と最後に翻訳されていますが、

この本が処女作なんですね。 1998年に書かれてます。

暗号解読用のスーパーコンピューターが狙われるというサイバーテロのような話です。

犯人は元NSA職員で、国家が勝手に通信を傍受できるという事実を公表するように迫ります。

公表しない場合は、そのスーパーコンピューターでも解読できない暗号ソフトを一般公開すると脅します。

犯人との交渉を考えたNSAの元に、犯人が既に死亡して、

暗号ソフトの解除キーが何者かの手に渡ったという知らせが。

優秀な暗号解読官スーザンと婚約者のデイヴィットはその騒動に巻き込まれ、

互いに別々の方法で解除キーを探すことになります。


設定は面白いんですが、処女作なのでちょっと粗い気もします。

コンピューターのソフトの話ですが、内容はそんなに難しくはないです。


ダン・ブラウンの4作とも読みましたが、

歴史や宗教がからんでいるラングドンシリーズの方が好みかな~(^^ゞ

ラングドンシリーズの次作に期待ですね♪