転職できない苦しみ 『英国王のスピーチ』
THE KING'S SPEECH 2010年英/豪 118分
あらすじ: 幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……。
昨年惜しくもアカデミー主演男優賞は逃したものの、今作ではすでにゴールデングローブ賞他受賞
もう期待せずにはいられないお膳立て
そして、その期待を裏切らない見事な主演ぶりでした""ハ(^▽^*)パチパチ♪
冒頭、一同が期待と尊敬のまなざしで注視する中始まったスピーチ
とぎれとぎれのそのスピーチに次第に人々は視線を外していきます。
多分気の毒になって眼を合わせられなくなってしまうのでしょうが、
話している側は民衆を落胆させたと思い、余計プレッシャーが掛かり、ますます言葉が出てこない。
そんな悩みを持つジョージ6世が王となるまでのお話
英国王室といえば女王というイメージだったのですが、こんな王もいらっしゃったんですね~(^_^;)
現エリザベス女王のお父さんなので、そんなに昔の人でもないのに全く知らず(-_-;)
庶民と王族の2人の男とその家族、
階級は違えどもどちらも家族を愛し、妻に支えられています。
そんな2人が出会い、いつしか信頼関係が。
そして同じ家族でありながらも、ジョージを悩ませる家族もいます。
大好きだった兄、ジョージとは正反対のデヴィッド
ガイ・ピアースのへなちょこぶりで余計引き立ちます。
実話を元にしているのでキャストは大物ぞろい
チャーチル役のティモシー・スポール、この人もいろんな役しますけど、似てるところは流石です。
ジェフリー・ラッシュはもうこういう役はピッタリ過ぎて、意外性がないのがちょっと残念かな(^_^;)
コリン・ファースとヘレナ・ボナム・カーターについては言うまでもありません。
もうひとつ残念だったのは、
ちょっと予告で内容流し過ぎじゃないですか~?(-_-;)
デヴィッドがまったく出てなかったのは良かったけど、
1番の感動シーンを見ちゃってたのはちょっとな~な気もしました(・_・;)