スタイリッシュ過ぎた? 『カウボーイ&エイリアン』
いや、コレ、悪くなかったですよ!
見ごたえあるし、後味も良く爽やかでした!
COWBOYS & ALIENS 2011年 118分
あらすじ: 過去の記憶をなくした男(ダニエル・クレイグ)が砂漠の町アブソリューションに迷い込むが、住民たちからは歓迎されなかった。また、すべては町を牛耳るダラーハイド大佐(ハリソン・フォード)の支配下にあることを知る。男の記憶の手掛かりは片方の手首にはめられた手かせだけだが、そんな中、町の上空から未曾有の脅威が襲い掛かってきて……。
ジョン・ファブロー監督
下手すれば荒唐無稽なB級ムービーになりかねないところを、上手く作っています。
『エアベンダー』のノア・リンガー
『トロン・レガシー』のオリヴィア・ワイルド、など俳優陣もバッチリ
なのに、この映画の評価があまり芳しくないのは、
良く出来た映画ゆえに、個性が薄れてしまったことでしょうね。
元はグラフィック・ノベルってことですが、
正直西部劇じゃなく現代ものに置き換えても違和感ないですね。
西部劇の泥臭いアクみたいなものがなくて、スタイリッシュに決まりすぎちゃった気がします(^_^;)
主人公が記憶を失くしていることから、ミステリー的な面白さもあるし、
無表情な主人公が次第に人間らしくなってくるところや、
最初嫌な奴だった牧場主が意外に人情家だったりとか、
o(TヘTo) うるっとさせるところもあるし、SFの要素ではドキっとさせられるし、
見どころもいろいろあって、見ごたえも十分あるんだけど、
ストーリーの流れもキャラの扱いもスムーズ過ぎるために、
逆に何か足りないような、物足りなさを感じるんですよね。
と、いろいろ書きましたが、
冒頭で書いたとおり、
キャストはもちろんのこと、十分面白く楽しめますよ!
最後の方で、やっと見せるダニエルの笑顔だけでも、見る価値あります!(・へ・)Ωグッ!