『007/オクトパシー』 シリーズ13作目、ドタバタ喜劇の様相

 
この年にショーン・コネリーがボンドを演じる『ネバーセイ・ネバーアゲイン』が公開
 
007が2作公開された年になりました!
 
13作目ということもあり、製作陣はかなり心配していたみたいですね。
 
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                        OCTOPUSSY       1983年イギリス 130分
 
解説:宝石の密輸事件を追っていたボンドは、美貌の女性実業家オクトパシーと出会う。彼女はよりすぐった美女からなる、私設のボディガードを所有していた。そして彼女を利用してNATOの軍事施設破壊をもくろむ、インドの王族カーンの存在が明らかになっていく……。主題歌リタ・クーリッジ。             (allcinemaより)
 
 
映画館で見てるはずですけど、全然覚えてなかったですね~(^_^;)
 
リタ・クーリッジのテーマソングでさえ、あまりピンとこなかった(・_・;)
 
ジンクスどおりかどうかわかりませんけど、個人的には13作の中では一番面白くなかったですね~(-_-;)
 
 
まず、ストーリーがわかりにくい。
 
穏健なゴーグル将軍のやり方が気にくわないソ連タカ派のオルロフ将軍は、NATOの軍事施設破壊を計画。
 
オルロフ将軍はインドの王族カーンと手を組み、オクトパシーという実業家が持っているサーカス団を利用して
 
爆弾を運びこもうとする。
 
オルロフ将軍とカーンとオクトパシーの利害関係が分かりにくいんですよね。
 
オクトパシーの過去もややこしいし、なんだか釈然としない。
 
オルロフ将軍にティーブン・バーコフ、カーンにフランスのルイ・ジュールダンと、良い役者を使ってるのに
 
存在感が薄い。
 
あと、メイン舞台がインドなんですけど、インドってだけでもう混沌としてるのに、
 
象・トラ・蛇・ワニといろいろ出てきて、賑やか過ぎて画面が煩い。
 
クライマックスで、女性だけのオクトパシー軍団がカーン一味と戦うシーンは男性は楽しいかも(#^.^#)
 
 
ジェームズ・ボンドロジャー・ムーア、複数契約が切れ1作ごとのけいやくとなったため、
 
土壇場まで誰がボンドになるかわからなかったそう。
 
ボンドガールはシリーズ2度目のモード・アダムス、ボンドガールの最年長記録更新。
 
マグダ役のクリスティナ・ウェイボーンが良かったです!
 
今作からMがロバート・ブラウンへ、これまた影が薄い。
 
ロイス・マクスウェル演じるマニーペニーに秘書がっ!評判良くなかったのか今作きりです。
 
Qのデズモンド・リュウェリンは回を増すごとに大活躍の様な~(^_^;)
 
監督はジョン・グレン、オープニングタイトルはモーリス・ビンダー
 
主題歌はリタ・クーリッジの”All Time High”
 
 
コレと比べたから『ネバーセイ・ネバーアゲイン』が余計面白かったのかも( ̄∀ ̄*)イヒッ
 
世界興行成績では本家のこちらの方が、『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』に次ぐ第2位、
 
『ネバーセイ~』は4位だったみたいですけど、アメリカでは『ネバーセイ~』に軍配が上がったみたいです。