『ラスト・エネミー (近未来)監視国家の陰謀』(TVM) 週に1度はカンバーバッチ

 
ベネディクト・カンバーバッチ塗りつぶし編です( ̄∀ ̄*)イヒッ
 
カンバーバッチって、な~んか語呂が良いですよね! 
 
 
コチラ、2008年BBCで放映されたTV映画を翌年WOWOWで放映
 
日本版DVDは出てますがセルはもう入手困難、レンタルも近所を5、6軒回ったけど置いてないので、
 
ディスカスとかじゃないとダメかと諦めてたところ、やっと1軒見つけて借りました!(^_^;)
 
全5話のTVシリーズ、1話目が90分で、後4話は60分。前後篇でディスク2枚。
 
 
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                  THE LAST ENEMY      2008年イギリスTVM
 
あらすじ:アフガニスタンパキスタンの国境の近くにある難民キャンプで1台の車が地雷を踏み、乗っていた英国人男性マイケルが爆死する。その弟スティーヴンは4年ぶりに母国の英国に帰ってくるが、亡き兄の妻である、ヤシームと出会う。そんなヤシームが突然失踪する一方、英国政府はテロに対抗すべく、全国民の管理システムを構築しようとしていた。 一流の数学者であるスティーヴンは最新システム《T.I.A.》の開発に携わるようになるが、システムを使ってヤシームの行方を探ると、彼女が巨大な陰謀に巻き込まれたことに気づき、彼もまた危険の真っ只中へ……。                                              (WOWOWより)
 
 
 
ジョージ・オーウェルの「1984年」にインスパイアされているとかいないとか(^_^;)
 
究極の管理システムのお話。
 
ロンドン同時爆破事件以降、街頭カメラやIDや網膜スキャンなどで監視体制を強めている英国政府だったが、
 
より制度の高い”TIA”(全情報認識システム)を導入しようとしていた。
 
中国で研究に没頭していたスティーブは、兄マイケルの葬儀の為4年ぶりに帰国。
 
マイケルは難民キャンプで活動中、地雷で亡くなったということだった。
 
葬儀の後家に帰ると、見知らぬ女性と病人が。
 
女性は兄の妻ヤシームで難民キャンプで兄と一緒にに働いていた医者だという。
 
そのキャンプから連れてきたという病人のナディールは、ほどなく亡くなる。
 
元々兄とは疎遠であった彼は兄の結婚も知らず、一目で彼女に惹かれた彼は、その夜を共にしてしまう。
 
翌日研究のことで呼び出されたスティーブは、
 
元カノのエレナから研究費の援助の代わりに”TIA”の普及に協力するよう頼まれる。
 
1度は断ったスティーブだったが、家に帰るとヤシームと死体が消えており、
 
彼女を探すために”TIA”を利用しようと、エレナの申し出を受ける。
 
ヤシームが感染症の権威の医者と接触していたことを突き止め、
 
その医者に会いに行ったスティーブは、何者かに襲われ、目覚めた時には医者は死んでいた。
 
ヤシームとナディールはスティーブ以外に、政府関係者と謎の傭兵ラッセルからも追われていた。
 
 
というような話で、最初は話がわかりにくくノリ難かったのですが、
 
見てるうちに段々面白くなってきました(^^ゞ
 
ベネディクト・カンバーバッチは主役のスティーブで、潔癖症で人嫌いな数学者という設定のはずが、
 
初対面の兄嫁とあっさり寝ちゃうし、彼女を探すためにめちゃめちゃ活動的に!
 
こ難しい長セリフを立て板に水のごとく捲し立てる役多いような~(^_^;)
 
泣きの演技もお得意なのかしょっちゅう泣いてる気も(^_^;)
 
脱いでるシーンも多いし、特にそれ目当てって訳でもないですけど、まあOKです!(なんのこっちゃ!^^;)
 
兄弟の間で揺れ動くヤシームに『4か月、3週と2日』のアナマリア・マリンカ
 
兄マイケルにマックス・ビースレイ、元カノ・エレナにエヴァ・バーシッスル
 
ダウニー版『シャーロック・ホームズ』シリーズのMrs.ハドソン、ジェラルディン・ジェームズや、
 
クリストファー・フルフォード、デヴィッド・ヘアウッドが政府関係者
 
 
 
兄の死は事故なのか?
 
感染症の正体は?
 
事件をもみ消そうとしているのは誰なのか?
 
謎が少しづつ明らかになり、意外な真実が!
 
 
ロバート・カーライルの目的が最後までわからないのと、プロらしい彼の動きが緊張感を上手く出してます。
 
人間にタグを付けて全面的に管理しようとする世界、IDが保障されている間は安全でも、
 
IDがなくなってしまった途端、家にも入れない、お金も下ろせない。
 
いつも見張られている恐怖だけは付きまとう。
 
秘密保持のために消される人々、
 
フィクションとは言いきれなくなってきた恐ろしさがありましたね。