『死刑台のエレベーター』 マイルス・デイヴィスのジャズが似合うパリの夜

 
スカパー秋の10日間無料放送が始まる前に、
 
HDDの整理をってことで見ました(^^ゞ
 
巨匠ルイ・マルが25歳で撮った監督デヴュー作
 
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ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD/FRANTIC/LIFT TO THE SCAFFOLD/
ELEVATOR TO THE GALLOWS
1957年フランス 92分 
 
解説:原作はノエル・カレフの犯罪小説。土地開発会社に勤める技師ジュリアン(ロネ)は社長夫人フロランス(モロー)と通じており、邪魔な社長を殺す完全犯罪を目論んでいた。だが社内で社長を殺した帰途、残してきた証拠に気づいたジュリアンは現場へ戻ろうとするが、週末で電源を落とされたエレベーター内に閉じ込められてしまう。しかも会社の前に置いてあった車は、若いカップルに無断で使われており、彼らは彼らで別の犯罪を引き起こしていた……。徹底したドライなタッチと、即興演奏で奏でられるマイルスのモダンジャズ、モノクロ映像に封じ込まれた都会の孤独感によって描かれる完全犯罪の綻び。“ヌーヴェル・ヴァーグ”の先駆けというフレーズには、あえて眼をつぶろう。この作品の魅力は、そんな時代の呪縛からは完全に解き放たれている。
(allcinemaより)
 
この有名な名作を今まで見てなかったっていうのもありますが、
 
今までアラン・ドロンが主演だと思ってました。まったく違いましたヾ(;´▽`Aアセアセ
 
ジャンヌ・モローのアップから始まり、ジャンヌ・モローのアップで終わります。
 
恋人と電話で話しているフロランス、どうやらジュリアンに夫を殺させる計画を立てている様子。
 
計画通りに自殺に見せかけてフロランスの夫を殺したジュリアンは、
 
忘れ物を取りに戻ったのを知らない守衛に電源を切られ、エレベーターに閉じ込められる。
 
約束の時間に現れないジュリアンを一晩中探すフロランス
 
その頃ジュリアンの車を盗んだ若いカップルも事件を起こし、ジュリアンが指名手配されることに。
 
 
ジャンヌ・モローを最初に映画で観たのが『ニキータ』というくらい、昔の作品を見てないのですが(-_-;)
 
綺麗ですよね、毅然とした強さを感じます。
 
ジュリアンにモーリス・ロネとか全然わかりません(^_^;)
 
刑事役のリノ・バンチュラが唯一わかるくらい(^_^;)
 
 
完全犯罪成功かと思いきや、一つのミスが不運を呼びます。
 
若さ=愚かさみたいな若いカップルも、
 
その愚かさを馬鹿にしたために痛い目にあってしまうドイツ人旅行者
 
サスペンスとしても面白いですが、
 
背景にその時代の空気や戦争の影響なども出ているところも興味深いですね。
 
フランス・ヌーヴェルバーグの代表作ってことですが、
 
ヌーヴェルバーグが実はよくわかってないし(-_-;)