『LOOPER/ルーパー』 観終わった後も次々謎が沸いてくる
前評判の高かった『ルーパー』観ました!
面白かったし、いろいろ考えさせられましたね( ̄-  ̄ ) うーん
LOOPER 2012年 118分
あらすじ:2074年の世界ではタイムマシンが開発されていたが、その使用は法律で固く禁じられていた。しかし、犯罪組織は違法なタイムマシンを利用し殺人を行っている。なぜなら、その時代にはすべての人間の体内にマイクロマシンが埋め込まれ、殺人が事実上不可能になっていたのだ。そのため、彼らはタイムマシンで標的を30年前に送り、待ち構えている処刑人“ルーパー”に殺害を実行させていた。2044年、ルーパーとして30年後の未来から送られてくる標的の殺害を請け負っていた男ジョー。ある時、そんなジョーの前に標的として現われたのは、なんと30年後の自分だった。一瞬の隙が生まれ、未来の自分に逃げられてしまう現代のジョー。ルーパーは処刑を失敗すれば、即座に犯罪組織に消されてしまう運命だった。現代のジョーは、処刑を完遂すべく、すぐさま未来の自分の追跡を開始するのだが…。 (allcinemaより)
ルーパーの掟となる設定が面白いですよね。
30年後の2074年、タイムトラベルの技術は完成しているけど、使用は厳禁されている。
犯罪組織はタイムマシンを隠し持ち、自分たちに不都合な人間を30年前の過去に送る。
30年前の2044年ではルーパーと呼ばれる男たちが、未来から送られてきた人間を始末する。
始末する人間が背中に背負ってる銀が報酬。
始末した男が金を背負っていた場合、それは30年後の自分であり金は退職金となる。
2044年富裕格差の広がった荒廃した社会、親に捨てられ彷徨ってたところを組織に拾われたジョーは、
未来からやってきたエイブという男の組織でルーパーとなっていた。
ル-パー仲間のセスが未来から来た自分自身の始末に失敗し組織に消された直後、
自分の前に送られていたのは30年後の自分だった!
奇想天外な設定のSFというだけでなく、人間の心理を描いたドラマになってるところが評価の高さでしょうね。
未来の自分(オールドジョー)と過去の自分(ヤングジョー)、
同じ人間なのに考え方も求めているものもまったく違う。
30年の間に経験したことで、ここまで違ってしまうのも意外でした。
この2人(1人?)以外の周囲の人間についてほとんど説明がなく、
2人の想いについても、ハッキリこうだと言わせているわけではなく、匂わせる程度なので、
いろいろ考えてしまうんですよね。
あと遺伝子突然変異で超能力を持った人間が高い確率で生まれてきたっていうことが
キーになってもいるのですが、なぜっていうようなことも語られないですね。
ヤングジョーにジョゼフ・ゴードン=レヴィット、オールドジョーにブルース・ウィリス、
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは3時間の特種メイクの上にクセや話し方もブルースの特徴をとらえ、
成りきってるんですけど、やっぱりブルースには見えないんですよね(^_^;)
凄く似せてるな~とは思うんですけどね(^_^;)
未来から来たボス・エイブにジェフ・ダニエルズ、あ~、こんなおっちゃんになっちゃって(>_<)
監督・脚本はライアン・ジョンソン、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは製作総指揮にも名を連ねてます。
オールドジョーを殺せなかったため、組織から追われるヤングジョー、
元々始末されるはずだったオールドジョー、
送り込まれたはずのオールドジョーにはある目的があり、
それを知ったヤングジョーが取った行動は。
あとはぜひ劇場で!