『砂漠でサーモン・フィッシング』 信じる心があれば人生は輝き始める
映画の日だったので、『砂漠でサーモン・フィッシング』観てきました!
昨年12月公開されたのが、意外に早く2週間限定でこちら地方公開
評判通り楽しく爽やかな好きなタイプの映画でした~♪
SALMON FISHING IN THE YEMEN 2011年英 108分
あらすじ:英国の水産学者ジョーンズ博士のもとに、砂漠の国イエメンに川をつくって鮭釣りができるようにしてほしいという依頼が舞い込む。依頼主はシャイフというイエメンの大富豪。しかしあまりにも荒唐無稽な話に、
ジョーンズは仲介者である投資コンサルタントのハリエットへ“実現は不可能”とつれない返事。ところが、中東との関係改善に頭を悩ませていた英国政府がこの話に飛びつき、首相肝いりの支援事業にしてしまう。結果的に無理難題を押しつけられたジョーンズは、渋々ながらもハリエットと協力してプロジェクトを進めていくことになるのだが…。 (allcinemaより)
ポール・トーディの小説「イエメンで鮭釣りを」の映画化。
原作は全文がメール、インタビュー、日記などで構成されている変わり種のベストセラー小説だそうです。
平和で平凡な水産学者ジョーンズに、投資コンサルタント会社のハリエットから1通のメールが届く。
シャイフというアラブの大富豪がイエメンで鮭を釣るプロジェクトの実現に協力をしてくれというもの。
不可能と即答したジョーンズだったが、噂を聞き付けた首相広報官のパトリシアから、アフガン侵攻によって
拗れてしまった中東との関係改善のためにプロジェクトの推進を迫られ、やむなく参加することに。
シャイフの真意を知り、いつしかプロジェクトに熱心に取り組むようになるジョーンズ。
優秀なハリエットに一目置くようになるとともに、彼女に惹かれていくのだった。
ジョーンズにユアン・マクレガー、ジョークの下手な真面目な型物、若い頃結婚した奥さんとは倦怠期
ハリエットにエミリー・ブラント、出来たばかりの恋人がアフガンに派遣され行方不明に。
パトリシアにクリスティン・スコット・トーマス、「glee」のスー先生のように強引かつハイテンション(^_^;)
アムール・ワケド、トム・マイソン、レイチェル・スターリング他
監督は『ショコラ』のラッセ・ハルストレム
全編ユーモアに溢れていて、もう冒頭から( ̄∇ ̄)ニヤニヤしっぱなし
(ユアン・マクレガーを見ると大体いつもそうなんですが^^;)
エミリー・ブラントはあまり好きなタイプではなかったのですが、この映画で印象変わりました。
クリスティン・スコット・トーマスの、『イングリッシュ・ペイシェント』の頃の彼女はどこに?
と思ってしまう演技にも笑わせてもらいました( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
砂漠に鮭を持ってくるという荒唐無稽に思えた話が、段々形になってくる過程も楽しいし、
悪人が出てこないストーリーに好感が持てました。
金持ちの道楽に思えたプロジェクトに意外な意味があったり、シャイフの言葉も奥深い。
途中で起こる2組の恋愛騒動の後味も良く、
河を遡上する鮭の様に、気分がちょっと前向きになる映画でした。