『プレイヤー』、『海の上のバルコニー』 ジャン・デュジャルダン5本勝負最終
ジャン・デュジャルダン5本勝負、その4&5
『海の上のバルコニー』
Un balcon sur la mer 2010年仏 110分
あらすじ:南仏プロヴァンスで愛する妻と娘と幸せな生活を送るマルク。義父が経営する不動産会社で働くマルクのもとに、ある日、マリ=ジャンヌという女性が訪れる。物件である別荘を案内するマルクは、彼女が自分の初恋の相手キャティであることに気づく。愛する家族を裏切り彼女と一夜をともにするマルクだったが、彼女は不意に姿を消してしまった。しかしキャティはすでに亡くなっていることが分かり…。 (allcinemaより)
5本中唯一のシリアス物、ミステリーロマンス。
結婚して何不自由なく幸せに暮らしていても、初恋の相手というのは特別なんでしょうね。
少年時代に戦争に寄って引き裂かれた初恋の少女のことを、何十年も経っていても一瞬で思い出す。
出会ってしまったが最後、もう忘れることは出来ない。
そんな大人の恋愛物話。
笑いを封印したジャン・デュジャルダンもイケます。
共演は『潜水服は蝶の夢を見る』のマリ=ジョゼ・クローズ、
監督は女優でもあるニコール・ガルシア。
劇場未公開作品、5月24日からレンタルDVDは出るようです。
『プレイヤー』
LES INFIDELES/THE PLAYERS 2012年仏 109分
あらすじ:お互いに妻がいるのにもかかわらず、夜のパリに繰り出してはナンパに明け暮れているフレッド(ジャン・デュジャルダン)とグレッグ(ジル・ルルーシュ)の悪友コンビ。クラブで出会ったブロンド美女たちを口説き、見事、ベッドインまで持ち込んだ彼らは、その勢いでラスベガスへの遠征浮気計画を思いつく。それぞれの妻をうまく説得してラスベガスに降り立たった二人は、さっそくコールガールとベッドに向かうが……。(シネマトゥデイより)
フランスを代表する監督・キャストが結集して撮り上げた艶笑オムニバス・コメディ。
様々なシチュエーションで繰り返される懲りない男たちの、
情けなくも憎めない浮気の顛末を赤裸々かつコミカルに綴る(allcinemaより)
オムニバスの中にはシリアスな話もあるのですが、まあほとんどコメディです。
ジャン・デュジャルダンとジル・ルルーシュが、エピソードごとに違う人物に扮するのですが、
どれも浮気で痛い目に合っているという(^_^;)
自分は浮気は止められないけど、妻の浮気は許せないという身勝手な男たち。
冒頭とラストのエピソードだけ、同じ登場人物の話ですが、
この落とし方が酷い(>_<)
なかなか面白く見ていたのですが、最後の悪ノリはやり過ぎで、
一気に評価が落ちました(-_-;)