『オブリビオン』 ちょっと切ない余韻のSFラブストーリー
本日から公開なので仕事帰りにIMAXで観てきました!
SFラブストーリーと聞いていましたけど、予想以上にラブストーリーでしたよ(^^ゞ
OBLIVION 2013年 124分
あらすじ:2077年、地球はエイリアンの襲撃によって壊滅的な被害を受ける。やがて生き残った人類は他の惑星へと移住し、人々のいなくなった地球では、ドローンと呼ばれる無人偵察機による監視が続けられていた。そんな地球に残り、ドローンのメンテナンスやパトロールなどの任務に当たるジャック。ある日、未確認の宇宙船の墜落現場へと向かった彼は、そこでカプセルの中で眠る美女を発見する。やがて目を覚ました彼女はジュリアと名乗り、なぜか会ったこともないジャックの名を口にする。しかし肝心な記憶は曖昧で、彼女自身が何者なのかも分からなかった。一方ジュリアとの出会いをきっかけに、自分にも失われた記憶があることに気づくジャックだったが…。 (allcinemaより)
冒頭にトムが現在の地球の状況と自分の役割をちゃんと説明してくれるので、
SFにありがちな、なんだかよくわからなくてチンプンカンプンてことにはなりませんのでご安心を!(^_^;)
スカヴと呼ばれる異性人に攻め込まれ、地球人は戦って勝利したものの、
地球の大半は核に汚染され住めなくなり、土星の衛星タイタンへと移住している。
宇宙ステーションのサリーからの指令により、2人で地球に残り監視業務についていた。
救助に駆け付けると宇宙船のクルーの1人はジャックの夢に出てくる女性だった。
ストーリーが良く出来ていますね。
意外な展開で、例えにシャマランの名前が出たりするのもわかります(^_^;)
映画の最初に疑問に思ったことが終盤への伏線となり、
ちゃんと答えがあるので観終わった後モヤモヤすることもないです。
かなり重要な任務と思われるのに、たった2人しか地球に残っていない不思議とか、
首を傾げつつ観ていると中盤にわかる真相に、あ~なるほどね!という感じです。
主演のトム・クルーズは若い!とても50歳とは思えないですよね~!
パトロール機やバイク(折りたたみ式、欲し~^^;)の操縦も含め中盤に意外な戦闘アクションもあり。
パートナーのヴィクトリアに『シャドー・ダンサー』のアンドレア・ライズブロー。
謎の女性に『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコ。
サリーはメリッサ・レオ、映像のみの出番なのに効いてますね。最近こういうチラ出が多いですね。
監督は『トロン:レガシー』のジョセフ・コシンスキー、自身のグラフィック・ノベルを基に映画化。
前半のSFアクションが中盤からラブ・ストーリーへと変わってきます。
そして明らかになる真実。
終盤の展開は予想できてしまったのですが、納得の流れで観ていてスッキリしました!
ちょっと湿っぽくなりそうな結末もウェットになりすぎず、それでも余韻を残す終わり方になっていて、
トム・クルーズ主演で良かったように思います。
トムってずっしり重い恋愛物のイメージないですよね。
逆に凄く情緒的な俳優が演じていたら、どんなラブストーリーになったのかな~という興味もありますが(^^ゞ
あっさり系のオルガも、アンドレアとの対比で良かったと思います。
欲を言えば、モーガンさんの出番が少なめかな(^_^;)
私は好きなお話でした。
地球の映像も美しいので、ぜひ劇場で!