『スター・トレック イントゥ・ダークネス』 仲間を守る為には、何を犠牲にするのか


先行上映初日に2D字幕版で観てきました~!

あ~、待ちましたね~!長かった~!

思えば昨年12月のベネディクト達の来日時からず~っと待っていて、ようやくですもんね~(;-_-) =3 フゥ

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              STAR TREK INTO DARKNESS   2013年 132分

あらすじ:西暦2259年。USSエンタープライズのクルーたちとともに惑星ニビルを探査中のジェームズ・T・カークは、副艦長スポックの窮地を救うために重大な規律違反を犯してしまう。地球に帰還したカークはその責任を問われ、艦長を解任される。その頃、ロンドンでは恐るべき陰謀が進行していた。やがて首謀者ジョン・ハリソンは惑星クロノスに逃亡。この緊急事態に、再びUSSエンタープライズの艦長に復帰したカークは、ジョン・ハリソンを追ってクリンゴン人が支配するクロノスへと向かうのだったが…。                   (allcinemaより)


1966年に創られたTVシリーズ「スター・トレック/宇宙大作戦」を基にリブートとなった2009年前作は、

亡き父親(クリス・ヘムズワースなんですよね^^;)を知っていたクリストファー・パイク艦長に見出され、

思いがけずUSSエンタープライズの艦長となったジェームズ・T・カークと、

スポック、ボーンズ、スールー、ウフーラ、スコッティ、チェコフら乗組員たちの出会いなど、

TOS(オリジナルTVシリーズ)のビギニングとも言うべき内容でしたが、

今作では、異例の早さで艦長に就任したカークですが、ジョン・ハリソンという悪と対峙することによって、

真のキャプテンへと成長する様子が描かれます。


オープニング前のシーン、探査のみするはずの惑星で(USSエンタープライズは実は探査船^^;)、

人命救助のためとはいえ思わぬ介入をして、クルーを危険な目にあわせてしまう。

カークの無鉄砲さと副艦長であるスポックとの不協和が露呈し、

USSエンタープライズはパイク提督に戻され、未熟なカークは艦長を下される。

そんな時ロンドンで爆発テロが起こり、元スター・フリートのジョン・ハリソンの仕業という報告中に、

そのジョン・ハリソンの攻撃を受け、スターフリート士官クラスが大打撃を受ける。

単独でジョン・ハリソンを追う様、マーカス提督から指名されたカークだったが、

追跡の途中USSエンタープライズは敵であるグリンゴンの管轄で故障してしまう。


今回の悪役ジョン・ハリソンは仮の名前というのはご存知の方も多いと思います。

私自身はIMDB(Internet Movie Data Base)をうっかり見てしまい、役名があっさりネタバレされていて(>_<),

かなり前から知っていたのですが、ルックスだけでもオリジナルとはかなり違うので、

J.J.エイブラムス監督ならかなりアレンジしているはすと心配はしていなかったのですが、

知っていても知らなくてもハラハラドキドキ楽しめる作品でした!


前半は、感情で突っ走るカークと理論で行動するスポックがぶつかり合い、

カークを心配するボーンズやスコッティとも衝突、あまりのまとまりのなさに、

クルーが団結してこそのスタートレックなのにとハラハラ。

ジョン・ハリソンの辛辣な言葉や、彼の真意に触れ、

今までは仲間に対する想いだったものが、艦長としての部下に対する想いに変わっていきます。

スポックの意見に耳を傾け、スコッティの知識に助けられ迎えるクライマックス!

ここがオリジナルと逆パターンという憎い演出。

その後の悲劇の解決策は予想が付いてしまうので、ちょっと劇的さが薄れてしまうのが残念でしたが、

怒涛の132分でした!


個人的には、もうジョン・ハリソン役のベネディクト・カンバーバッチがカッコ良すぎて(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

もうね、ドジで優しくて天然なうちの坊ちゃんが、よくもこんな冷静沈着・冷酷無比な悪役をと!( ̄∀ ̄*)イヒッ

ジョンハリにフォーカスしてしまい、カークの成長物語は二の次になってしまいました(ー_ーゞ イヤァ・・・面目ない

え~ともちろん、カーク役クリストファー・パインもスポックのザッカリー・クイントも、

Dr.マッコイことボーンズのカール・アーバンもスコッティのサイモン・ペッグも、

スールーのジョン・チョーもウフーラのゾーイ・サルダナも、

さりげにマッチョになっているチェコフのアントン・イェルチンも良かったんですよヾ(;´▽`Aアセアセ

キャロル・マーカス役のアリス・イヴは可愛らしく、クリストファー・パイク役のブルース・グリーンウッドは渋く、

映画で見たのはいつ以来?なマーカス提督役のピーター・ウェラーに、

前作に続き例のあの方もチラッと出演は嬉しかったですね。

監督はもちろんJ.J. エイブラムス、次作はプロデューサーにまわるようですね。


キャッチコピーとなっている、「人類の最大の弱点は、愛だ。」

親子愛、恋人への、仲間への、同胞への愛。

愛する者を守りたい、守るためにはどのような行動を取るのか、

愛する者を守るためには何かを犠牲にしてもかまわないのか。

ジョン・ハリソンは果たして本当に悪なのか?

本当の悪とは一体何なのか?

ぜひ劇場で確認してください!

吹替え版も評判良いようですので、アクションが激しいし展開も速いので吹替え版も良いかもしれません。

私は来週はIMAXで観ます!( v ̄▽ ̄)