『エリジウム』 またも社会批判が込められたブロンカンプ監督2作目


金曜から公開の『エリジウム』観ました!

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                     ELYSIUM         2013年 109分

あらすじ:2154年。人口増加と環境破壊で荒廃が進む地球。その一方、一握りの富裕層だけは、400キロ上空に浮かぶスペース・コロニー“エリジウム”で何不自由ない暮らしを送っていた。そこには、どんな病気も一瞬で完治する特殊な医療ポッドがあり、美しく健康な人生を謳歌することが出来た。そんなエリジウムを頭上に臨みながら地上で暮らす男マックスは、ロボットの組み立て工場で過酷な労働に従事していた。ある時彼は、工場で事故に遭い、余命5日と宣告されてしまう。生き延びるためにはエリジウムで治療する以外に道はない。そこでマックスはレジスタンス組織と接触し、決死の覚悟でエリジウムへの潜入を図る。ところが、そんな彼の前に、一切の密入国を冷酷非情に取り締まる女防衛長官デラコートが立ちはだかる。                (allcinemaより)


エリジウムとはギリシャ神話の死後の楽園という意味だそうです。

環境汚染からスラム化した地球には貧困層が労働力として残され、

地球から逃げ出した富裕層はエリジウム=楽園と名がついたスペース・コロニーに住んでいる。

地球では治らない病気や怪我をした者が、エリジウムにある医療ポッドを求めて密入国を繰り返し、

密入国者を厳しく取り締まる防衛長官デラコートには批判が集まっていた。

仕事中に被爆し余命5日と宣告されたマックスもエリジウムを目指していた。


健康でさえあれば地球でもなんとかやっていける。生きてさえいれば。

ってところで『TIME/タイム』を思い出しちゃうんですよね(^_^;)

貧困層VS富裕層って構図は近年多いですよね。


主人公マックスにマット・デイモンジェイソン・ボーンとはちょっと違います(^_^;)

エリジウムの防衛長官デラコートにジョディ・フォスター、変わらないですよね。

デラコートに雇われているクルーガーに『第9地区』のシャールト・コプリー

イリアム・フィクトナー、ディエゴ・ルナアリシー・ブラガほか。

監督は『第9地区』のニール・ブロンカンプ


第9地区』のブロンカンプ監督なので、

SFアクションの中に社会風刺が隠されていて、

アメリカの医療保険制度への批判が込められていると言われてますね。

アメリカに限らずどこの国でも、貧困層は病気を治す余裕が無い。

その辺はわかるんですけど、『第9地区』に比べると意外性の少ない設定。

TIME』なんかの方がまだ面白かった気が(^_^;)

そのうえストーリーは大体予告編で出ているし、もひとつ盛り上がりに欠けちゃいましたね(・_・;)

エクソ・スーツって付けるの痛そうだし(>_<) 

人間の骨にあんなぶっといボルトが止まるんでしょうか?( ̄▼ ̄|||) 

クルーガーの反乱とかすんなり侵入出来たスパイダーとか、後半特に突っ込みどころが多かったですね。

感動的なはずのエンディングも印象弱しでした(-_-;)