『僕が星になるまえに』 等身大の友情を描いたロードムービー
こちらでの公開を待っている間にＤＶＤがリリースされた『僕が星になるまえに』
出来れば劇場で見たかったのですが、ＤＶＤでの鑑賞となりました。
あらすじ：末期ガンのために自分も周りも残り少ない人生と覚悟する29歳のジェームズ。そこで彼は、最後の願いを叶えるため親友のデイヴィー、ビル、マイルズを旅に誘う。こうしてデイヴィーたちは、すでに体の自由がきかないジェームズをカートに乗せ、彼が行きたいと願うウェールズにあるバラファンドル湾の美しい海岸を目指すのだったが…。 （allcinemaより）
ベネディクト・カンバーバッチが「SHERLOCK」の撮影前に撮った当時未公開だった主演作品。
余命少ない青年が親友たちと共に旅に出るお話。
と聞いて、真っ先に頭に浮かんだのは『ファンボーイズ』でしたが、
こちらは等身大の青年たちのリアルな青春物という感じでしたね。
原題の"Third Star"はピーターパンがネバーランドを目指す時の目印の２番目の星からきているそうで、
この邦題はまたなんとも～(￣▼￣；ｱﾊｯ・・・・な感じですが、
(T^T) ウルっとくるシーンもあるけれど、泣ける映画というジャンルではないですね。
ベネディクトは末期ガンに侵され２９歳の誕生日を迎えたジェームズ、
親友のマイルズにＪＪ・フィールド、ディヴィーにトム・バーク、ビルにアダム・ロバートソン。
「ダウントン・アビー」シリーズのヒュー・ボネヴィルがユニークな役で出ています。
監督も製作陣も若く、主人公たちと同世代なためか、リアルな青年像が描かれています。
『ファンボーイズ』ほど弾けてはいませんが、友人たちとふざけながら楽しく目的地を目指す前半、
『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のように道中で犯罪に巻き込まれることもありません。
旅の後半になってくるとジェームズの容態は日ましに悪くなり、お互いに本音がぶつかりあいます。
それぞれ思いどおりにいかない現実に悩む親友たち、
そんな親友たちをはがいい気持ちで見つめるジェームズ。
喧嘩をしながらも４人の友情は揺らがず、やっと辿りついた目的地でもう一度友情を見つめ直すことに。
ウェールズ地方の風景がとても美しいので、劇場で観たかったですね。
自然に包まれる様な映像でした。
ベネディクトの演技は言うまでもなく♪親友たちのイケメン度も高く(￣∀￣*)ｲﾋｯ
いろいろ考える結末となっています。
