『フランケンシュタイン:ベネディクト as フランケン版』
『フランケンシュタイン:ベネディクト as フランケン版』(allcinemaやYahoo!映画がこの表記なので^^;)
を観にTOHOシネマズ梅田へ、今月就航のPeachに乗って日帰りで行ってきました!
ブロ友のdanceさんにお付き合いただきました!danceさん、ありがとうございました!<(_ _)>
NATIONAL THEATRE LIVE: FRANKENSTEIN 2011年英 135分
あらすじ:天才博士フランケンシュタインは、生命の謎を解き明かし、自在に操ろうとする野心に取りつかれ、ついに人造人間をつくり出すことに成功する。しかし誕生したクリーチャー(怪物)は、醜い容姿により人びとから迫害され、博士に自分のパートナーをつくり出すことを求めるが……。 (シアターガイドより)
最初に、ナショナル・シアター・ライブの紹介(字幕無し)や、
『フランケンシュタイン』の舞台について、ダニー・ボイル監督やキャスト&スタッフのインタヴュー
(字幕付き)などが流れてから本編が始まります。(結構長い!^^;)
クリーチャーを主役としてクリーチャーの目線で作っているため、
小説の序盤には出てくる、ビクター・フランケンシュタインが出会い述懐する北極探検隊や、
ビクターの生い立ち、死体を切ったり縫ったり電気を使って蘇生させるシーンなどは描かれず、
クリーチャー誕生の瞬間から始まります。
繭の様な物から出てくるクリーチャーは、本当の舞台では一糸纏わぬ姿で出てくるらしいのですが、
Screening版では流石に腰布付き(^_^;)
舞台ならではの演出も面白く、本当は舞台を観たかったですね。
キャストはビクター・フランケンシュタインにベネディクト・カンバーバッチ、
クリーチャーにジョニー・リー・ミラーのほか、
ビクターの婚約者エリザベスに『007 スカイフォール』のナオミ・ハリス、
ビクターの父に『ハリー・ポッター』シリーズのジョージ・ハリスなど。
ビクター役が白人なのに、家族や婚約者をアフリカ系で固めているのに驚きました。
舞台演出はダニー・ボイル。
やはり舞台版に比べると2時間ほどにまとめているので、カットされている部分も多いのか
短く感じますね。ストーリーを知っているのも短く感じる理由の一つだと思いますが。
あと字幕がわりと短めです。セリフは長く話しているのに字幕が短い事がありました。
ストーリーはわかるのですが、ちょっと気になりました。
クリーチャーが主役の為、ビクターの前半の登場シーンが少ないですね。
ベネディクト・カンバーバッチ目当ての場合は、クリーチャー回を観ないといけませんね( ̄∀ ̄*)イヒッ
ベネディクトのビクターはクールでした。
クリーチャーや婚約者に対して冷た過ぎるというか(^_^;)
本当に愛を知ってるのだろうかと疑いたくなるビクターでしたね。
ジョニー・リー・ミラーのクリーチャーの熱演ぶりは迫力でした!
舞台と違って表情のアップも観ることが出来るところは良いですね。
今まで観た「フランケンシュタイン」の話のラストの印象は悲劇だったんですけど、
こちらを観て印象が少し変わりました。
ビクターは愛する者を奪われたことへの復讐の為にクリーチャーを追い掛けて力尽き、
クリーチャーのビクターに対する想いは通じないまま亡くなってしまう印象でしたが、
ダニー・ボイルの解釈では、クリーチャーはビクターに追いかけられるのを喜んでいて、
ビクターも憎しみだけではなくクリーチャーに対して父性に近い気持ちも出てきたのかと思わせるような
ラストでした。
最後の北への旅を通じて、2人の関係が少し変わってきたのかなと思わせる、
ちょっと救いがある終わり方だったように感じました。
明日もやっていますのでぜひ♪
別ヴァージョンの方も楽しみです♪