『クラウド アトラス』 これは誰?と思いながら観る楽しみはあるけれど


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                 CLOUD ATLAS       2012年 172分

あらすじ:1849年、南太平洋。青年ユーイングは、妻の父から奴隷売買を託され、船での航海に出るが…。1936年、スコットランド。ユーイングの航海日誌を読む若き作曲家フロビシャー。父に勘当され、天才作曲家のもとで曲づくりに悪戦苦闘する。その曲は、のちに幻の名曲と呼ばれる『クラウド アトラス六重奏』だった…。1973年、サンフランシスコ。巨大企業の汚職を追及する女性ジャーナリスト、ルイサは、会社が放った殺し屋に命を狙われるが…。2012年、イングランド。著書を酷評した評論家を殺害した作家ホギンズ。彼の自伝は大ヒットし、出版元の編集者は大儲けとなるが…。2144年、ネオ・ソウル。そこは遺伝子操作によって複製種が作られ、人間のために消費される社会。複製種の少女ソンミ451は自我に目覚め、反乱を企てるが…。そして遥か未来、文明がすっかり崩壊した地球。ある羊飼いの男のもとを、進化した人間コミュニティからやって来た一人の女が訪ねるが…。6つのエピソードは並行して描かれ、やがて怒濤のクライマックスへと突き進んでいく。                                   (allcinemaより)


マトリックス』のウォシャウスキー姉弟と『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督による大映叙事詩

それぞれ時代も場所も違う6つのエピソードから形成されています。
(以下Wikipediaより抜粋、少々ネタバレ)

波乱に満ちた航海の物語
1849年、医師グース(トム・ハンクス)は奴隷売買の契約を終えたユーイング(ジム・スタージェス)と共に、アメリカへの帰路の船旅に同行する。船底の船室でユーイングは、脱走し密航していた黒人奴隷オトゥア(デヴィッド・ジャーシー)に出会う。
妻ティルダにペ・ドゥナ義理の父ハスケルヒューゴ・ウィーヴィン
幻の名曲の誕生秘話
1931年、ユーイングの航海日記を愛読していた音楽家フロビシャー(ベン・ウィショー)が幻の交響曲クラウド・アトラス六重奏」を完成させる過程を描く。恋人シックススミス(ジェームズ・ダーシー)に別れを告げ、フロビシャーは、往年の大作曲家エアズ(ジム・ブロードベンド)の元で作曲家を目指していたが・・・・・。
巨大企業の陰謀
その42年後、シックススミスは物理学者となっていた。原発事故を引き起こし石油企業の利権を守ろうとするフックス(ヒュー・グラント)を告発するため、偶然知り合ったジャーナリストのルイサ・レイ(ハル・ベリー)に原発の報告書を託そうとするが・・・・・。
殺し屋ビルにヒューゴ・ウィービングネピアキース・デイヴィッド
ある編集者の大脱走
2012年のロンドン。作家ダーモット(トム・ハンクス)が殺人事件を犯し、カルト的人気を得たため、彼の著書がベストセラーとなる。ダーモットの出版元であったカベンディッシュ(ジム・ブロードベント)は大儲けするが、獄中のダーモットの命令でやってきた彼の弟達に脅され、兄デニーヒュー・グラント)に助けを求めるが・・・・・。
青春時代の恋人アーシュラにスーザン・サランドン
伝説のクローン少女と革命
2144年の未来社会。海に沈みゆく全体主義国家ネオソウルでは、遺伝子操作で作られた合成人間(複製種)達は人間(純血種)に支配され、労働力として酷使されている。複製種ソンミ451(ペ・ドゥナ)はある日、革命家チャン(ジム・スタージェス)に救出され、生まれて初めて外界に足を踏み入れる。
崩壊した地球での戦い
2321年の文明の崩壊した未来の世界。ある島では凶悪な人食い族に怯えながらも、人々は遥か昔、世界を救ったとされる女神ソンミを崇め、素朴な生活をしている。島の住民ザックリー(トム・ハンクス)は彼の心の闇の部分であるオールド・ジョージーヒューゴ・ウィービング)に悩まされ続けており、人食い種族に襲われた仲間を見殺しにしてしまう。ある日、島に「昔の人」の科学文明を維持したプレシエント族からメロニム(ハル・ベリー)という女性がやってくる。


6つのストーリーが入り混じっていて、同じキャストが複数の役柄を演じているので、
展開を追い掛けるのが忙しく、172分という尺の長さも気にならず観ることは出来ますね。
メイクもしっかりしてあるので、誰が誰なのか見抜くのも一苦労。
でもトム・ハンクスはすぐわかりますね(^_^;)
(『ジャッカル』の時のブルース・ウィリスを思い出しました^^;)
ヒュー・グラントはよくこの仕事受けましたね(・_・;)
化けるためにコテコテに作り込んでるのはどうなのかな~と(^_^;)
演技上手い人達なので、そんなに作り込まなくてもちゃんと演じ分けられたと思いますけどね。
時代分けとかSF色を出したかったのかもしれないけれど、( ̄-  ̄ ) うーん


転生やそれぞれのエピソードの繋がりを匂わせながらも、
ひとつひとつのエピソードはそれほど重くないので、話が切り替わっても付いていきやすいのですが、
輪廻転生の様な話が好きな者には、逆にちょっと物足りない気がします(^_^;)
中ではベン・ウィショーのエピソードが一番好きでしたね。