『硫黄島からの手紙』 ”硫黄島の戦い”2部作第2弾


引き続き『硫黄島からの手紙

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LETTERS FROM IWO JIMA 2006年 141分

あらすじ:戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将が降り立つ。アメリカ留学の経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質を改め、合理的な体制を整えていく。上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた西郷も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。栗林の進歩的な言動に古参将校たちが反発を強める一方、ロサンゼルス・オリンピック馬術競技金メダリストの“バロン西”こと西竹一中佐のような理解者も増えていった。そんな中、圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていく…。(allcinemaより)


硫黄島での戦いを日米双方の視点から描く2部作の『父親たちの星条旗』に続く第2弾。アメリカ留学の経験を持ち、親米派でありながらアメリカを最も苦しめた指揮官として知られる知将・栗林忠道中将が家族に宛てた手紙をまとめた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』を基に、本土防衛最後の砦として、死を覚悟しながらも一日でも長く島を守るために戦い続けた男たちの悲壮な最期を見つめる。

2006年、硫黄島で埋められていた数百通の手紙が発見された。家族に宛てた手紙を書いた兵士たちの届かなかった想いを描く。
圧倒的な兵力の違いと、当初期待していた海からの援護も無くなり、トンネルを掘るという奇策で戦った日本軍。5日で墜ちると言われていた戦いは36日間続き、アメリカ軍に大きな被害をもたらした。

栗林中将に渡辺謙、彼のみオファーで、後は全員オーディションで決まったそうです。
西竹一中佐に伊原剛志、他に二宮和也加瀬亮中村獅童など。

やはり両方を一緒に見た方が良いですね。戦闘シーンはところどころリンクしています。トンネルという奇策を用いなければ、確かに5日で終わったのでしょう。この策を考えた栗林中将という人は確かに知将でしたね。
都度出てくる日本軍の「生き恥を晒すな」という考え方が痛々しいし不快です。
当時の教育だから仕方ないこととはいえ、見ているのが辛い。無駄で不毛でしかない戦争。
公開当時は戦争の話ということで敬遠して見ていませんでしたが、見て良かったですね。
クリント・イーストウッド監督作でアメリカ映画でありながら、邦画と言っても違和感が全くないところが素晴らしいです。