『記憶探偵と鍵のかかった少女』 記憶は塗り替えられる


コチラ地方では今日から公開の『記憶探偵と鍵のかかった少女』を観ました。
なんだかメルヘンチックな邦題ですが、サイコ・サスペンス・ミステリー。
サイコと言ってもそんなにエグイシーンはないです。

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MINDSCAPE/ANNA 2013年米/西/仏 99分

あらすじ:ジョン・ワシントンは他人の記憶に潜入できる特殊能力で難事件を解決する“記憶探偵”。ある日、そんな彼のもとに拒食症に陥った16歳の少女アナのトラウマを探り出してほしいという依頼が舞い込む。数々の凶悪事件と向き合ってきたジョンにとって、それはいともたやすい仕事に思われた。富豪の一人娘アナは母親とその再婚相手の継父と森の中の大きな屋敷で暮らしていた。早速アナの記憶に潜入したジョンだったが、そこで彼を待っていたのは、性的虐待や殺人未遂といった血と暴力に満ちたあまりにも衝撃的な出来事の数々だった。やがて、ことの真偽を確かめるべく、関係者への聞き取りを開始するジョンだったが…。(allcinemaより)



他人の記憶に入り込める特殊能力を持った人物による”記憶探偵”なる職業があり、既に一般的に認められている社会。法廷では目撃証言と同じくらいの影響力があるという設定が面白いですね。

ある事故のショックにより、しばらく仕事から遠ざかっていたジョン、数年ぶりに依頼された仕事は、ハンガーストライキ中の問題児・16歳の少女アナに食事をさせるように諭すことだった。アナの記憶に不自然さを感じながらも、アナを庇おうとするジョンだったが・・・。

記憶探偵ジョンにマーク・ストロング、こういう役を観るのも初めてかな。
アナにはタイッサ・ファーミガヴェラ・ファーミガの娘かと思えば妹なんですね。
ジョンのボスにブライアン・コックス。ジョンと良い雰囲気になるジュディスにインディラ・ヴァルマ、スーザンにアントニア・クラーク、他にノア・テイラーなど。
監督は長編初のホルヘ・ドラド

アナが本当のことを言っているのか、嘘つきなのか、それが焦点になるのですが、段々彼女の記憶に辻褄の合わなさを感じてきます。つよし(ストロング)騙されるな~と思いながらドキドキしながら観てました( ̄∀ ̄*)イヒッ
サスペンスにはつきものですが、登場人物すべて胡散臭く感じ、ジョンにつきまとう謎の男の正体には最後まで気付かず、最後に良い意味でアッと言わせてもらいました!
後から考えると説明不足な気もしますが、長過ぎない尺は良かったです。