『アイアン・スカイ』『アフター・アース』
IRON SKY 2012年フィンランド/ドイツ/オーストラリア 93分
あらすじ：2018年、再選を目指すアメリカ大統領の人気取り政策によって月面へと送り込まれた黒人モデルのワシントン。しかし彼がそこで見たものは、月へと逃亡したナチスの残党によって築かれた第四帝国の秘密基地だった。彼らは着々と軍備を増強し、地球侵略の機会を窺っていた。そんな彼らに捕らえられ、月面ナチス軍のガイド役を務めさせられるワシントンだったが…。（allcinemaより）
ナチスの残党が月の裏側で地球侵略の準備を進めていたという奇想天外な話を、パロディやシニカルさ満載で描いたブラックコメディ。
制作費のうち１億円をファンからのカンパで集めて制作。
監督はフィンランドのティモ・ヴオレンソラ、知っている俳優はウド・キアだけ。
高評価を聞いていたので期待してしまったところもありますが、こういうナンセンスコメディが好きな人には面白いのかもしれないけれど、どうもダメでした。（>_<）
トランスフォーマーでディセプティコンが月の裏側に隠れているのは納得できても、ナチスってねえ(^◇^;)荒唐無稽な話も良いのですが、ギャグが古臭いというかおバカ過ぎるというか、サラ・ペイリンもどきの大統領がバカ発言連発みたいなブラックさ満載ではあるけれど、ストーリーに納得できるところがひとつもないのは見るのが苦痛なだけでした。(；-_-) =3 フゥ
でも世間の評判は良いみたいで、続編出来るみたいですね。(￣▼￣；ｱﾊｯ・・・・
あらすじ：西暦3072年。人類はとうの昔に地球を離れ、別の惑星に移住していた。伝説の兵士サイファと、そんな優秀な父に憧れながらもわだかまりを抱える息子キタイ。ある時、サイファは妻の勧めで宇宙遠征の任務にキタイを同行させる。ところが途中で宇宙船がトラブルに巻き込まれ、見知らぬ惑星に不時着してしまう。しかも救援を要請する緊急シグナル“ビーコン”は機体から遥か離れた地点に落下してしまっていた。しかし生存者は彼ら２人だけ。おまけにサイファは重傷を負って動くことができない。そこでキタイがビーコン探索へと向かうことに。そんな息子に対し、サイファは衝撃の事実を告げる。ここはなんと、人類が1000年前に捨てた後も、人類を抹消するための進化を連綿と続けてきた危険極まりない星、地球だったのだ。こうしてキタイはサイファの指示を頼りに、危険な緑の大地へと飛び込んでいくのだったが…。（allcinemaより）
評判はあまり芳しくない本作ですが、個人的には『アイアン・スカイ』を見た後ではそれほど酷くもないと思ってしまいました。（￣∀￣*）ｲﾋｯ
原案がウィル・スミスで監督・脚本がM・ナイト・シャマラン、製作にウィル・スミスと奥さんのジェイダ・ピンケット・スミス、義兄のケイレブ・ピンケット、にシャマラン、ウィル・スミスと息子のジェイデン・スミス出演となると、家族ムービーと言われても致し方ない様な～(^◇^;)
まず、SFで100分は短か過ぎますね。設定や背景の説明があっさりし過ぎ。
少年の成長物語と親子の絆的なテーマは悪くないと思うんですけど、彼の背負っているトラウマや性格、両親との関係などさら～っとしか語られないので少年に感情移入するのが難しい。ジェイデン君がイマイチ可愛くないし（￣∀￣*）ｲﾋｯ
父親の方はというと、最大のチャーミングポイントである笑顔を封印したウィル・スミスからは息子や家族に対しての感情が読み取りにくく、（まあそおいうキャラなんでしょうけど）これまた感情移入できない。
試練を乗り越えながら成長するストーリーなのでしょうが、動物たちに襲われるのも案外少なく、薬がなくなるとか夜になると気温が極端に低下するとか、リアルだけど障害としては地味。最後にいきなり覚醒したのは、父親が憑依したのかと思っちゃいました(￣ｍ￣〃)ぷぷっ!
少年の夢に姉が出てくるシーンとか、シャマランらしい演出は嫌いじゃないんですけどね～。映画がダメならTVとかで復活できないもんだろうか。
