『カポーティ』『ザ・マスター』


ゲーム・オブ・スローンズ」のために加入したスターチャンネル
ゲーム・オブ・スローンズ」第5章が終わると、リチャード・アーミティッジ出演の「ハンニバル」が始まり、マーティン・フリーマン主演の「ファーゴ」が始まりで、なかなか足抜け出来ていなかったのですが、今月はアカデミー賞の授賞式を見るため、WOWOWへ乗り換え。来月はベネディクト・カンバーバッチの昔のドラマを放送してくれるということで、イマジカBSへ乗り換え予定。( ̄∀ ̄*)イヒッ

そんなわけで、HDDの容量は本当に自転車操業。録画消化必死です!
記事も書きそびれていますが、まずはフィリップ・シーモア・ホフマン2本立てから、
どちらも濃いです(-_-;)


カポーティ

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CAPOTE 2005年 114分

あらすじ:
1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かう。同行した幼なじみのネルと共に事件現場や関係者を訪ねて回るカポーティ。やがて2人の容疑者が逮捕されると、カポーティは彼らへの接近を試み、その一人ペリー・スミスの不思議な魅力に創作意欲を刺激される。そして、ペリーとの面会を重ねる中で次第に彼の信頼を得ていくカポーティだったが…。(allcinemaより)


トルーマン・カポーティの傑作ノンフィクション・ノベル「冷血」、その完成までの道のりを描き出した伝記ドラマ。アカデミー賞作品賞含む5部門ノミネート、フィリップ・シーモア・ホフマンは主演男優賞受賞。この年の賞レースは彼が制しました。

カポーティフィリップ・シーモア・ホフマン、この頃はまだそれほどの貫禄はなくゲイでおネエっぽい話し方、つるんとした顔はマット・デイモンに似てる。(^_^;)
カポーティの幼馴染、「アラバマ物語」の作者ネル・ハーパー・リーキャサリン・キーナー助演女優賞ノミネート。他にクリフトン・コリンズ・Jr.、クリス・クーパーブルース・グリーンウッドエイミー・ライアンなど。
監督は『フォックスキャッチャー』のベネット・ミラー

これは面白くて引き込まれました。
カポーティの人物像、殺人事件の関係者との関わり方、殺人事件の真実を、曖昧なまま話が進み、最後までどうなるのか目を離せません。特にカポーティと殺人の容疑者のペリーとの関係が、友達のように惹かれあっているようでありながら、本の題材として利用している一面もあり、カポーティはペリーに嘘もつくのですが、ペリーはカポーティに真実を話しているのか、彼を利用しようとしているだけなのか、最後の最後まで分からずハラハラしました。カポーティの微妙な心情をホフさん熱演。今作からアカデミー賞の常連に仲間入りしましたね。


字幕版が見つからなかった(・・A;)あせあせ 雰囲気だけでも(^_^;)



ザ・マスター

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THE MASTER  2012年 138分

あらすじ:
第二次大戦終結後、軍病院のメンタルテストで問題を指摘され除隊した元海兵隊員のフレディ。アルコール依存を抜け出せず、トラブルを繰り返しては職場を転々とする日々を送っていた。そんなある日、いつものように酒に酔ったフレディは、港に停泊中の船にこっそり乗り込んでしまう。やがて船員に見つかり、“マスター”と呼ばれる男、ランカスター・ドッドの前に引き出される。“ザ・コーズ”という新興団体を率いるドッドだったが、意外にも彼はフレディを歓迎し、一方のフレディもドッドに自分を導いてくれる可能性を見出す。以来、2人は行動を共にするようになり、次第に強い絆で結ばれていくが…。(allcinemaより)



新興宗教を題材に、カリスマ教祖と迷える復員兵の愛憎入り交じる人間ドラマ。
アカデミー賞3部門ノミネート。

復員兵フレディにホアキン・フェニックス、主演男優賞ノミネート。
”マスター”ドッドにフィリップ・シーモア・ホフマン助演男優賞ノミネート。
ドッドの妻ペギーにエイミー・アダムズ助演女優賞ノミネート。
監督は『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン

( ̄-  ̄ ) うーん
演技がすごいのはわかる。
新興宗教の教祖と復員兵。すがりたい者とすがってくる者が必要な者、お互いに必要としているけれど、ゆがんでいる関係、その関係が気に入らない妻。
新興宗教の胡散臭さとか、復員兵の危ない精神状態などを見事に演じきってはいるのですけど、見るのが苦痛というか理解しがたい映画でした。

この監督の作品は、インパクトはあるけど、好きにはなれない感じ。(;-_-) =3 フゥ