『ヴィクター・フランケンシュタイン』ゴシックホラーはお好き?


SHERLOCK」シリーズ1、2のポール・マグイガン監督が、この映画を撮るためにシリーズ3の監督を降りたと聞き、見たかったコチラ。
ジェームズ・マカヴォイダニエル・ラドクリフ主演だし、
2015年のサンディエゴ・コミコンでも紹介していたので楽しみに待っていたら、
日本は劇場公開なかったというね。(-_-;)

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VICTOR FRANKENSTEIN 2015年 110分

あらすじ:
ヴィクトリア朝のイギリスロンドン。そこのサーカスで道化師として生きている名もない「せむし男」。彼は周囲から酷い迫害を受けながらも、独学で人体について学ぶほどの知性がある心優しい青年だった。そんなある日、せむし男は王立医科大学の学生ヴィクター・フランケンシュタインと出会う。せむし男が持つ知識に感服したヴィクターは彼をサーカスから連れ出し、自らが秘密裏に進めているとある研究の助手に抜擢すると共に、留守中のヴィクターのルームメイトであるイゴールの名前を与えるのだった。(Wikipediaより)


メアリー・シェリの「フランケンシュタイン」が原作ということですが、かなりアレンジされています。原作は怪物誕生からの話ですが、この映画はそこまでがメイン。

背中にコブがあることから”せむし男”と呼ばれ、サーカスでピエロとして生きていた青年。彼の唯一の救いは空中ブランコローレライの存在。ある日ローレライがブランコから落ち、彼が咄嗟の機転でローレライを助けるのを見たヴィクター・フランケンシュタインはサーカスから彼を逃し、イゴールという名を与え、自分の研究の助手にする。

ヴィクターにジェームズ・マカヴォイイゴールダニエル・ラドクリフローレライに「ダウントン・アビー」のシビル役ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
マグイガン監督なので「SHERLOCK」組も多数出演、ヴィクターの実験を怪しむ警部補にアンドリュー・スコット、警部にアリステア・ペトリ、ルイーズ・ブリーリーマーク・ゲイティスまで。
ヴィクターの父親にチャールズ・ダンス、他フレディ・フォックスなど。

ゴシックホラーも好きなんですよね。( ̄∀ ̄*)イヒッ
ストーリー展開に甘さとツッコミどころはあるものの、先がどうなるかわからないサスペンス性もあって、最後まで緊張感があります。
役者も揃っているし、マグイガン監督の映像は美しいし、仕掛けもありますしね。
演技でそう感じるだけでしょうけど、アンドリュー・スコットって私の中で印象が濃い俳優さんですけど、コテコテの時のマカヴォイと並ぶと薄く感じますね。ラドクリフは負けてないなぁ~と。そんな濃い面々の中、短い出番でもピリリと辛いダンス様。あと、マカヴォイフレディ・フォックスは同級生には見えない。(^_^;)
クライマックスの雰囲気や、ヴィクターとイゴールの友情や、ヴィクターが命を作り出すことに取り憑かれた訳などオリジナルな解釈も興味深い。
劇場で観ても十分楽しめたと思うんですけど、ゴシックホラーはあまりウケないのか知らん。


↓この予告はちょっとイメージ違うんですけどね(^_^;)