『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』 バートンワールド健在


ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』を初日レイトショー2D字幕で観ました。

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MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN 2016年 127分

あらすじ:
フロリダに暮らす孤独な高校生ジェイクにとって祖父だけが唯一の理解者だった。幼い頃から祖父の語る荒唐無稽な冒険譚を聞くのが大好きだった。ある日、その祖父が謎めいた死を遂げる。やがてジェイクは祖父が最期に遺したメッセージに導かれ、英国ウェールズのとある小さな島へとやって来る。そして大きな屋敷の廃墟を目の当たりにするジェイクだったが、島を彷徨ううちに、いつしか屋敷が焼け落ちる前の世界へと迷い込んでしまう。そこでは美しい女主人ミス・ペレグリンと、奇妙な能力のために外の世界では生きられない子どもたちが暮らしていた。第二次大戦でドイツ軍に空爆されたはずのその屋敷は、時間を操ることができるミス・ペレグリンによって同じ一日を繰り返し、子どもたちは年をとることもなく平和に生き続けていたのだが…。(allcinemaより)



2011年にランサム・リグズが出版した同名小説の映画化。

島にある屋敷に住むミス・ペレグリンと奇妙な子供達の話を、小さい頃に祖父から聞かされて育ったジェイク。成長するにつれ、両親や周囲から祖父の話は嘘だと言われ、次第に祖父との絆が薄れていく。ある日祖父が何者かに襲われ、息をひきとる前に島の屋敷を訪ねるよう言い残す。祖父の遺言に従い島を訪ねるジェイク。

ミス・ペレグリンは”インブリン”、鳥に変身でき”ループ”を作る能力を持つ。彼女が保護している奇妙な子供達は、空気より軽いエマ、透明人間のミラード、怪力のブロンウィン、指から火が出るオリーヴ、植物を育てるフィオナ、お腹に蜂を飼っているヒュー、頭の後ろにも口があるクレア、眼から自分の夢を投影することができるホレース、無生物に命を吹き込むことができるイーノック、マスクを被った双子。
彼らを捕まえ不死の力を手に入れたい邪悪なバロンたちから隠れるため、平和な1日が繰り返す”ループ”の中で暮らしています。

ジェイクに『エンダーのゲーム』のエイサ・バターフィールド、祖父エイブにテレンス・スタンプ、ミス・ペレグリンエヴァ・グリーン、エマにエラ・パーネル、バロンにサミュエル・L・ジャクソン、その他ジュディ・デンチルパート・エヴェレット、クリス・オダウド、アリソン・ジャネイなど。
監督はティム・バートンカメオ出演もしています。

適度なポップさとおどろおどろさが入り混じった世界。
そういえば、ティム・バートン作品ってこんなだったよな~と思い出した感じだけれど、スケール感はアップ。
ジュディ・デンチルパート・エヴェレットテレンス・スタンプら大物を贅沢に使う中、エイサ君筆頭に子供達が中心。
クライマックスで子供達がそれぞれの能力で活躍し、ホローガストと骸骨のバトルシーンが面白楽しい。
過去作へのセルフオマージュも入っているのかな、いろんな映画が思い浮かびます。
ジェイクの成長譚でもあり、
インブリンの価値やループがどういうものかがちょっと分かり辛いのと、
ラストでジェイクが合流できたからくりが結局分かってないのですが、
それでも映画は楽しめましたよ!( ̄∀ ̄*)イヒッ