『素晴らしきかな、人生』 邦題はダメだけど、映画は良いです!


邦題が紛らわしすぎて覚えられないパターンの『素晴らしきかな、人生』を観ました。
この邦題とオリジナルにリボンを付けたポスターにするのなら、
クリスマス時期公開にすべきでしたね。

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COLLATERAL BEAUTY 2016年 97分

あらすじ:
ニューヨークで広告代理店を経営するハワード。彼の手腕で会社は業績を伸ばし、公私ともに順風満帆な人生を送っていた。ところが突然、6歳の愛娘が不治の病でこの世を去る。ハワードは深い悲しみで自暴自棄となり、仕事を放り出して自宅に閉じこもる日々。ハワードに頼り切りだった会社は急速に傾き始める。残された同僚役員ホイット、サイモン、クレアはそれぞれの事情も相まって、ハワードをどうにかして救わなければと思っていた。そんな時、ある奇策を思いつく。やがてハワードの前に、性別も年齢もバラバラな3人の奇妙な舞台俳優が現われるのだったが…。(allcinemaより)


深い喪失感から自暴自棄になっている男と、彼の周囲の人たちとの繋がりを描くヒューマンドラマ。

広告代理店の経営に成功していたハワードは、娘を亡くしてから抜け殻のようになり、人と関わらなくなってしまった。会社の業績も落ち、困った同僚たちは会社の存続のため、なんとか彼を立ち直らせようとするのだがうまくいかず・・・・・。

ハワードにウィル・スミス、感情が溢れる演技に上手さを改めて認識、泣かされました。共同経営者のホイットにエドワーソ・ノートン、クレアにケイト・ウィンスレット、サイモンにマイケル・ペーニヤ
ホイットが偶然見つけた役者のブリジットにヘレン・ミレン、エイミーにキーラ・ナイトレイ、ラフィにジェイコブ・ラティモア
グループセラピーのマデリーンにナオミ・ハリス。監督はデヴィッド・フランケル

プラダを着た悪魔』の監督というのと豪華キャスト目当てで観ましたけど、
良かったですよ。後半は涙止まりませんでした。
上にも書きましたが、ウィル・スミスをちょっと見くびってました。
娘を亡くしたハワードだけではなく、ホイットもクレアもサイモンもそれぞれ問題を抱えていて、ハワードを救うつもりが自分たちも救われているというラスト。
ストーリーが巧くいき過ぎとかあざといと思われる方もいらっしゃるかも。
私は役者3人組の正体は別に役者のままでも良かった気はしましたが。(^_^;)
マデリーンについては全く気付かなかったので、余計に泣けました。( ;  ; )
ただ、原題でもある"COLLATERAL BEAUTY"が、「幸せのオマケ」と訳されていたのが、も一つ伝わってこなかったですね。