『美女と野獣』(2017) 良くも悪くもアニメ版の忠実な実写化


ディズニーの大ヒットアニメ『美女と野獣』の実写版。初日レイトで観ました!
こちら地方、字幕版はIMAX一択だったので、IMAX2D字幕にて鑑賞。

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BEAUTY AND THE BEAST 2017年 130分

あらすじ:
美しいが傲慢だった王子が魔女の呪いによって醜い野獣に変えられてしまう。呪いを解くためには、魔女が残したバラの花びらがすべて散る前に、誰かと心から愛し合わなければならなかった。以来、王子は城に籠り、絶望の中で心を閉ざして時を過ごしていた。一方、田舎の小さな村で父モーリスと暮らす美しい女性ベル。読書家で進歩的な考えを持ち、広い世界を見たいと願う彼女は、周囲から変わり者と見られてしまう。そんなある日、モーリスが森で遭難し、迷い込んだ城で野獣に捕らえられてしまう。モーリスを探して城までやってきたベルは、野獣の姿におののきながらも、父の身代わりとなり城に留まることを決意する。そんなベルを、呪いで家財道具に変えられてしまった城の住人たちが優しくもてなすのだったが…。(allcinemaより)



全米での大ヒットや、東京ディズニーランドに「美女と野獣」の新エリアができる予定でもあるし、話題性はたっぷり。
昨夜もなかなか盛況でした!

内容はかなり忘れていますが、オリジナルのディズニーアニメ版は、公開当時観てハマった覚えがあります。私よりもハマってソフトも持ってる妹と今作も観ました。
アニメーションとして初めてアカデミー作品賞にノミネートされた作品。
そのクオリティそのままに実写化。
内容は忘れていても、ああこんなシーンあったなと観ながら思い出しました。

エマ・ワトソンは、変わり者と言われながらも自分の意思を貫く強さを持った知的なベルにピッタリで、歌も良かったです。
王子兼野獣のダン・スティーブンスは『ナイト・ミュージアム3』でランスロットでしたね。(有名なのは「ダウントン・アビー」ですけど、シーズン1で挫折している自分^^;)美形すぎて野獣の顔が可愛らしい。
ベルの父親にケヴィン・クライン、お久しぶり。
城の召使いたちに、イアン・マッケレン、ユアン・マクレガーエマ・トンプソンスタンリー・トゥッチ(エンドクレジット見るまで気付かず^^;)など。
実は一番目立ったのは、ガストン役ルーク・エヴァンスかも。歌が上手いという噂通り、楽しそうに悪役を演じていて、しかも悪役にしてはイケメンすぎ。
ル・フゥ役ジョシュ・ギャッドは『アナと雪の女王』でオラフ役だったんですね。
監督は『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』のビル・コンドン

ディズニー映画のシンボル、シンデレラ城が野獣の城に変わっているオープニングで始まります。
ベル役に始まり、食卓で燭台やお皿などが歌って踊るシーンなど、アニメ版のイメージそのまま。ユアン・マクレガーら歌えるキャストと『シカゴ』やドリームガールズ』の監督でもあるビル・コンドンなので、ミュージカルとしてもバッチリ。
エマ・トンプソンが歌える人だとは知らなかったので、上手いのにビックリでした!
世界観が忠実に実写されているのは驚きですが、逆に意外性はないところが評価が分かれるところかも。
個人的には、キャストも良いし映像も面白いし悪くないけれど、アニメ版を最初に観たときほどの感動はなかったですね。(^_^;)
ユアンやサー・イアンのシーンが多ければ、もっと評価高かったかも。(^_^;)
(あと、あの白塗りメイクはアカン!)

エンディングで掛かったテーマ曲が、セリーヌ・ディオン&ピーポ・ブライソンのアニメ版かと思えば、アリアナ・グランデジョン・レジェンド版で、これも良かった。ジョン・レジェンドと言えば『ラ・ラ・ランド』もだし、引っ張りだこですね。