ノーラン映画の前に「ダンケルク 史上最大の撤退作戦・奇跡の10日間」


来月公開のクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク
初の史実ものということで楽しみにしているのですが、
ダンケルクの戦いについてよくわかっていないので、予習のため見ました。

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Dunkirk 2004年BBC 60分×3

あらすじ:
1940年5月、ナチス・ドイツに追いつめられたイギリス軍チャーチル首相は、“ダイナモ作戦”を発動する。それは、ダンケルクからドーバー海峡を渡り、35万の兵士を撤退させる実現不可能と思える任務だった…。(Oriconデータベースより)



こちらはイギリスBBCが2004年に作ったTVドラマ。
まあ、通常なら戦争ものの予習なんてしないんですけど、
↑のジャケットを見ていただくとおわかりの様に、
ベネディクト・カンバーバッチが出ていますので。( ̄∀ ̄*)イヒッ
映画に便乗してのリリースでしょうけど、そんなことはいいんです!
ソフト化してくれてありがとう、アルバトロス!
映画化してくれてありがとう、ノーラン!\(^o^)/

生存者に聞いた内容からドキュメンタリータッチの再現ドラマ。
1話60分の3本編成。
http://www.albatros-film.com/archives/9672

【Episode1:退却】1940年5月26日。ナチス・ドイツの侵攻により、イギリス海外派遣軍はフランス西部の海岸線まで追い詰められていた。降伏か?和平か?ヒトラーへの徹底抗戦を主張する英首相チャーチルは、体勢を立て直すべく、“ダイナモ作戦”を発動する。それは35万人もの将兵を船に乗せ、ドーバー海峡を渡ってイギリスに運ぶという、実現不可能とも思える困難な撤退作戦だった…。

【Episode2:撤退】ドーバー海峡を臨む港町、ダンケルクへ。ドイツ軍に追い立てられながら、兵士たちは続々と集結していた。だが、ドイツ軍の空襲により、撤退作戦は困難を極める。兵士たちを大型艦艇に運ぶ小型船の不足を補うため、民間の漁船も作戦に参加。漁師たちは危険を顧みず、命がけの救助活動に挑む。彼らの英雄的な活躍により、撤退作戦は軌道に乗ったかに思えたが…。

【Episode3:救出】作戦5日目。12万人以上の避難が完了したが、残された兵の数はまだ20万。撤退の時間を稼ぐため、奮戦を続けるイギリス軍後衛部隊。指揮官のラングレー中尉は、ドイツ軍に絶望的な戦いを挑む。彼らの犠牲で英軍兵士の撤退は完了するが、まだ同盟国であるフランス兵と負傷兵が残されている。作戦10日目の6月4日、最後の船団がダンケルクに向け出発した…。

キャストで知っているのは、チャーチル役でサイモン・ラッセル・ビールくらい。
ベネディクトは実在したジミー・ラングレー中尉役で3話に登場。当時の中尉は24歳。ベネも13年前なので若いです。
ナレーションはティモシー・ダルトン

このドラマでは35万人を救出する”ダイナモ作戦”をメインに、実際の兵士たちから見た戦場や作戦がどういうものだったかを描いています。
抵抗はしつつもドイツ軍の勢いに押され、ダンケルクに追い詰められる英国とフランスの兵士。救出に向かう駆逐艦や民間の漁船まで。10日間で何名救えるのか?
同時にチャーチルや上層部の決定や指揮も描かれ、イタリアを仲介とする和平案を断固拒むチャーチル、連合軍であるフランスとの駆け引き。
若バッチ演じるラングレー中尉は撤退の時間稼ぎのためドイツ軍と交戦し、置きざりに。負傷兵も残されました。英国軍が居なくなった後のフランス軍は抵抗しましたが敢え無く。
奇跡の作戦を描いているというよりは、現実を淡々とリアルに。
ノーランはこの作戦をどう描くのか楽しみです。
このドラマでは空軍の動きは出てこないので、そこも楽しみ。