『イーグル・ジャンプ』 冬山が舞台なのに結構熱い!


タロン・エジャトン主演、ヒュー・ジャックマン共演なのに、
日本では劇場公開されず、ビデオスルーとなった『イーグル・ジャンプ
評判が良いので、自分向けではなさそうだったのだけど見てみたら、
これが意外に良かった。

イメージ 1
EDDIE THE EAGLE 2016年 106分

あらすじ:
マイケル・エディ・エドワーズは近眼で運動音痴だが、幼いころからオリンピックに憧れ、本気でオリンピック選手を目指していた。ある日、偶然目にしたスキージャンプに心惹かれ、国の代表選手になろうとドイツの雪山に向かう。そこで元オリンピック代表の天才スキージャンパーで、今は飲んだくれでスキー場の整備係をしているブロンソン・ピアリーと出会う。当初は、才能のないエディに興味を示さなかったピアリーだったが、大怪我をしてもなお挑戦し続けるエディに心を動かされ、ついに彼のコーチをすることに……。
素人スキージャンパーと落ちぶれた元一流選手のコーチ、負け犬二人の無謀な挑戦が始まった――! (Amazonより)


イギリス史上初のスキージャンプオリンピック代表選手であるマイケル・エディ・エドワーズが、オリンピックに出場するまでを描いた伝記映画。
ご本人を知らなかったので、ちらっとウィキペディアを読んでみたけれど、なかなかユニークな経歴をお持ちの方みたい。( ̄∇ ̄)ニヤッ

子供の頃からオリンピック選手を目指していたエディは、イギリスにはスキージャンプの選手がいないことを知り、代表選手目指して単身ドイツへ。そこでスキージャンプの元アメリカ代表選手だったピアリーに出会い、コーチを依頼するが相手にされない。

エディに『キングスマン』のタロン・エジャトン、本人に似せるためか最初から厚底メガネにユニークな表情で笑わせてくれます。
エディのコーチとなる元オリンピアンのピアリーにヒュー・ジャックマン、鍛えた身体はスポーツ選手役もぴったり。
他、ジム・ブロードベント、ティム・マキナニー、クリストファー・ウォーケンなど。
監督は『サンシャイン/歌声が響く街』のデクスター・フレッチャ

1988年のカルガリーオリンピック時の話だけれど、覚えているわけもなく。( ̄∀ ̄*)イヒッ
ちょうど『クール・ランニング』もこの時のボブスレーのジャマイカチームが基の話なので、かなり面白い年だったのでは。( ̄▽ ̄)
見ているとオリンピックの規定がかなり緩い。1年練習したくらいの素人が出場できたんですものね。その緩さも、”参加することに意義がある”を証明している様で、それはそれで良いのかもと映画の中では思わせられる。(実際は、長年頑張っている人たちにとっては良くなかったみたいで、この後規定が非常に厳しくなったらしい。)
この映画は、最初はこの子大丈夫?と思うんだけれど、周囲からなんと言われようと自分の夢を諦めずに追いかけるエディをつい応援してしまうので、結果は大したことなくてもすごい偉業を達成した様に思えるし、確かに偉業かも。
大衆を味方につける明るさと前向きさで、観客のこちらも楽しくなりました♪
BGMの80年代の音楽のノリも良い♪(ヴァン・ヘイレンの”JUMP"がどこで掛かるかもお楽しみ)