『エイリアン:コヴェナント』 真に恐ろしいのは


エイリアン:コヴェナント』初日レイトで観ました。
ストーリーは非常にわかりやすいのですが、
前作『プロメテウス』のおさらいをしておいた方が良かったかも~。(^_^;)

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ALIEN: COVENANT 2017年 122分 R15+

あらすじ:
人類初の大規模移住計画により、新たな植民地となる惑星オリガエ-6を目指して2000人の入植者とともに地球を旅立った宇宙船コヴェナント号。船の管理は最新型アンドロイドのウォルターによって行われていた。ところが突然のアクシデントで、船長を含む数十人が命を落としてしまう。そしてその直後、コヴェナント号は謎の電波を受信する。急遽、船長代理となったオラムは、亡くなった船長の妻で科学者のダニエルズの反対を押し切り、進路を変更して電波の発信元である惑星へと向かう。ダニエルズ、オラム、ウォルターらが調査隊として探索をしたところ、本来の目的地よりも遥かに地球の環境に近いことが分かってくる。ところが、そんな調査隊を、思いも寄らぬ事態が襲う。窮地に陥った一行の前に、かつてプロメテウス号に搭乗していた旧型アンドロイド、デヴィッドが姿を現わすのだったが…。(allcinemaより)


2012年の『プロメテウス』の続編にして、79年製作の『エイリアン』の前日譚となる3部作の2作目。前作は劇場鑑賞して以降観ていなかったので、思い出しながらの鑑賞でした。

今作は前作から11年後、惑星へ移住するための入植者を乗せた宇宙船コヴェナント号のクルーに襲いかかった悲劇。コヴェナント号は前作と同じウェイランド社所有のため同型のアンドロイドが乗っています。

コヴェナント号のクルーは。アンドロイドのウォルターにマイケル・ファスベンダー、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』からキャサリン・ウォーターストンカーメン・イジョゴ、他ビリー・クラダップデミアン・ビチル、ダニー・マクブライドたちと、出番は少ないけれどガイ・ピアースノオミ・ラパスジェームズ・フランコなども。
監督はリドリー・スコット

哲学的にも感じた前作と一転、原点回帰というかホラーでした。
相変わらず気持ち悪いし怖いのですが、話の展開は読めるし突っ込みどころだらけ。
移住するため、クルーが数組のカップルで構成されているところはなるほどなんですけど、みんなバカで無用心で素人すぎて!(>_<)
このシリーズってこうでしたっけ?
前半のドツボにハマっていく過程は、このシリーズもうダメなのでは?とまで感じましたよ。一瞬『バイオハザード』シリーズが頭をよぎりました。( ̄∀ ̄*)イヒッ
後半もやはりクルーはバカで、お決まりの展開をして行くのですが、
その裏でフランケンシュタイン博士とクリーチャーの話が浮かび上がってきます。
フランケンシュタイン博士とクリーチャーは、果たしてどちらが恐ろしいのか?
と考えると、前作の”エンジニア”もそういう意図だったのかと。
ただ今作を観ると、リドスコ監督は”エンジニア”の話はもうどうでもよくなったのではって気はしました。( ̄▼ ̄;アハッ・・・・

エイリアンは卵、フェイスハガー、ネオモーフ(幼体)、ゼノモーフ(成体)と出てきて成長速度が気になりました。ゼノモーフはCGらしいのですが、着ぐるみに見えてしまってなんだか笑えました。(^_^;)
あと、コヴェナント号の医療設備より、前作のプロメテウス号の医療設備の方が良いのもね~。前の船には社長が乗っていたので最新鋭だったとしても、10年も経ってるのに技術負けてるって、とか次から次へと突っ込みが~。(・・A;)あせあせ

しかし何と言っても、エイリアンよりもファスベンダーな映画でした。
( ̄-  ̄ ) うーん