『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』 そして猿の惑星になる


3部作の最終話ということで、1週遅れましたが観ました!

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WAR FOR THE PLANET OF THE APES  2017年 140分

あらすじ:
平和を望み共存の道を探ってきたシーザーの願いもむなしく、猿と人類が全面戦争に突入してから2年。猿の群れを率いるシーザーは、冷酷非情な大佐の奇襲によって愛する妻子を殺されてしまう。大佐への憎しみに駆られ、わずかな仲間と共に復讐の旅へと出たシーザー。その道中で口のきけない人間の少女と出会い、エバと名付けて一緒に旅を続けることに。やがて大佐のアジトである巨大な要塞に辿り着いたシーザーたちだったが、冷静さを失っていたためにあっさりと敵に捕まってしまう。しかもその施設には、多くの仲間たちが捕らえられ、過酷な重労働を強いられていた。そんな絶体絶命の状況の中、リーダーとしての責任の重さを痛感するシーザーだったが…。(allcinemaより)


1968年の『猿の惑星』の前日譚を描いた3部作の最終話。
猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』の続編。

前作猿の惑星:新世紀(ライジング)から2年、猿と人類の戦いは激化。
シーザーが人類と戦わずにすむ場所へ移住しようとしていた矢先、大佐率いる軍がアジトを奇襲。人類との共存を願っていたシーザーは復讐に取り憑かれる。

3作通じてモーションキャプチャーでシーザーを演じているアンディ・サーキス
彼がモーションキャプチャーで演じているキャラクターはいろいろ有るけれど、シーザーは代表作になるのでは。表情で語る苦悩がリアルで素晴らしい。
対する大佐役のウディ・ハレルソンも互角の迫力で渡り合ってます。
スティーヴ・ザーンジュディ・グリア、トビー・ケヴェル、アミア・ミラーなど。
監督は引き続きマット・リーヴス

前作は劇場で観なかったからかかなり忘れていて。(・・A;)あせあせ
人類は絶滅寸前でしたね。( ̄▼ ̄;アハッ・・・・
生き残った人間の中で、新たな症状が発症。
この辺から人類と猿の立場が逆転している旧作の世界に近づいているのが見えてきます。
互いに生き残りをかけた戦いとシンプルなストーリーながら、シンプルなだけに感情がより伝わってきて、内容が濃い。
シーザーと大佐の対決は特に見応えがありました。
途中から道連れとなる口のきけない少女、喋れないからといって知性や感情がない訳ではない彼女の存在が鍵になっていました。
このシリーズは本当にストーリーがよくできていて、思わず泣かされるシーンもあり、濃厚な内容なんだけれど、後へは引かないんですよね。なぜだろう?
完結編として綺麗にまとまったからかも。