『グリーンブック』 良い話で良いじゃない


大街道シネマサンシャインで『グリーンブック』を観ました。
アカデミー賞効果か、珍しく洋画なのに劇場混んでいました。

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GREEN BOOK  2018年 130分

あらすじ:1962年、アメリカ。ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無教養だが家族思いのイタリア系男。店の改修で仕事がなくなり、バイトを探していた彼のもとに運転手の仕事が舞い込む。雇い主はカーネギーホールに住む天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー。黒人差別が色濃く残る南部での演奏ツアーを計画していて、腕っぷしの強い運転手兼ボディガードを求めていた。こうして2人は、黒人が利用できる施設を記した旅行ガイドブック“グリーンブック”を手に、どんな厄介事が待ち受けているか分からない南部へ向けて旅立つのだったが…。(allcinemaより)


第91回アカデミー賞、作品賞、主演男優賞、助演男優賞脚本賞編集賞ノミネート。作品賞、助演男優賞脚本賞受賞。

史実に基づいた作品で、脚本・製作に主人公トニーの息子のニック・バレロンガが参加しています。

題名のグリーンブックとは、人種差別の激しかった南部に自動車で旅をする黒人ドライバーのためにヴィクター・H・グリーンによって作られたガイドブック。
Wikipediaによると1966年まで発行されたらしい。

運転手兼ボディーガードで雇われるトニーにヴィゴ・モーテンセン。役作りで20キロ増量、普段のヴィゴとは全くの別人に成りきってます。
ホワイトハウスに招かれるほどのピアニスト、ドクター・ドン・シャーリーにマハーシャラ・アリ
トニーの妻ドロレスにリンダ・カーデリーニなど。
監督はピーター・ファレリー

実在の人物をモデルにした映画ではお約束ですが、この映画もドン・シャーリーの遺族からは事実と違うという抗議が来ているそうですし、トニーがすごく良い人に描かれているなとは感じます。
またアフリカ系の人たちからは、白人目線の黒人を救う話として批判も出ているとか。
そんな周囲の声もありますが、映画は良いお話でした。

観る人を選ばない万人受けするストーリー、笑えるシーンも多くて、こちらの地方では面白い映画観てもあまり笑わない人が多いんですが(←┐(-。ー;)┌ヤレヤレ)この映画では皆よく笑っていました。

ロードムービーでもあり、バディムービーでもあり、ラストはほっこり、となると文句は無いのですが、どこかで観たような話でもあり、正直アカデミー賞受賞するほどでも〜という気はしました。
ストーリーはありがちだけど、演じる2人が良かったという感想もよく聞きます。
もちろん2人とも良かったけれど、個人的には、なぜヴィゴに太ってガサツなイタリア人の役?と思うし、マハーシャラも『ムーンライト』の時の方が良かったように感じました。

それでも、もう1回観ても良いなと思っちゃうから、やはり良い映画なんでしょうね。
( ̄∇ ̄)ニヤッ