ようやくのフィンチャー版 『ゾディアック』

イメージ 1

近所に新しくTUTAYAが出来まして、

オープン記念100円セールなので、まとめ借りしました。( vб-б) イエーイ♪


  ゾディアック ZODIAC  2006年

あらすじ: 1969年、自らを“ゾディアック”と名乗る男による殺人が頻発し、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール(ロバート・ダウニーJr)、同僚の風刺漫画家ロバート(ジェイク・ギレンホール)は事件に並々ならぬ関心を寄せるが……。(シネマトゥデイ

詳細はこちらから http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/


以前レヴューした2005年版は、暗い雰囲気で始まっていましたが、

こちらは鮮やかな色彩、軽快な音楽で始まるのに面食らいました。

淡々としていた2005年版と比べるとドラマティックで、

ゾディアックを追う刑事、新聞記者、双方とも人間像を描いていて、

感情移入しやすくなっていますね。

犯人候補についても具体的に描写されています。


どちらの映画もゾディアックに人生を変えられた人物が描かれていますが、

こちらは4人、刑事2人に新聞記者2人。

長くなる訳ですね。

こんなに世間を騒がせた事件なのに、捜査の人員が少ないことに驚きます。

サスペンスと言うよりは、ドラマとして楽しむべきかもしれません。


メインのメンバーでは、ロバート・ダウニー・Jr.以外は正直あまり知りません。

彼は取り付かれた役が得意ですよね。

今度アメコミヒーローを演じるらしいです。

ダーモット・マローニを久しぶりに見ましたね。

刑事たちの上司の役でした。

2005年版ではこの役を、フィリップ・ベイカー・ホールが演じています。

彼はこの映画の中では、筆跡鑑定人でしたね。


捜査の証拠として頼るものが、指紋と筆跡鑑定くらいしかなった当時の捜査の困難さが伝わりました。

確かに長い映画でしたが、あまり感じませんでしたね。

途中で時間の経過を示す為に、ビルの建築過程を使ったりしているところが、

フィンチャーらしかったのでしょうか?


ゾディアックを追った4人、彼らにとってこの事件はどんなものだったのか?

ゾディアックの本当の犠牲者は誰なのか?

いろいろ考えてしまう作品でした。