現代版裏窓 『ディスタービア』
例の、『裏窓』盗作疑惑の1作です
ディスタービア DISTURBIA 2007年 104分 あらすじ: 交通事故で父親を亡くしたケール(シャイア・ラブーフ)は自分を見失い、学校で教師を殴り3か月の自宅軟禁処分を受ける。時間を持て余した彼は、退屈しのぎに近所ののぞき見を開始。彼の親友のロニー(アーロン・ヨー)と、隣に引っ越してきたアシュリー(サラ・ローマー)も巻き込み、3人はスパイ活動に熱中していく。(シネマトゥデイ)
高校生のケールは教師を殴って3カ月の自宅謹慎を食らってしまいます。
この謹慎が半端ないですね。
足首に監視用のセンサーを付けられ、半径30メートルの外に出ると警察のアラームが鳴って、
パトカーがすぐ駆けつける仕組みです。
隣に醤油を借りに行くことも出来ません。
退屈な彼は、窓から近所の観察をするのだけが楽しみなのですが、
隣にカワイイ女の子が引っ越してきたため、余計に拍車が掛かります。
そんな時、指名手配車と同じ車が隣家へ入るのを見て、監視し始めるのですが~
確かに、隣家を覗き見して偶然事件に遭遇するところは『裏窓』に似てますが、
この設定を使うと盗作になってしまうというのは、どうなんでしょう?
ケール役のシャイア・ラヴーフは『トランスフォーマー』との時と同じで、
素直な高校生というイメージです。
『イーグル・アイ』では、大人になっているのか注目ですね。
優しくも厳しい母親はキャリー=アン・モス
おバカな親友ロニー役のアーロン・ヨーは、『ラスベガスをぶっつぶせ』に出てました。
お隣のカワイコちゃん、サラ・ローマーは知的さワイルドさを併せ持っていて人気が出そうです。
なんと言っても、隣人のデヴィッド・モースが不気味です。
前半のケールが自暴自棄になってるあたりは、
彼の不満と退屈さに感染して、ちょっとだるいですが、
監視し始める頃からドキドキハラハラしてきます。
サスペンスとしては展開は読めるものの、
高校生らしい爽やかな恋愛と、青年の成長物語としても楽しめると思います。