事実と虚構 『アイム・ノット・ゼア』

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6人の俳優がそれぞれ異なるイメージのボブ・ディランを演じるという手法

彼らはそれぞれ名前も世代も時代も違っていますが、どれもが”多人格”と言われているボブ・ディランなのです。

   アイム・ノット・ゼア  I'M NOT THERE  2007年 136分ん

あらすじ: アルチュール(ベン・ウィショー)は、プロテスト・ソングを書くのを辞めた理由を背広姿の男たちに詰問される。彼はアメリカを放浪しながらソングライティング技術を学んだウディ(マーカス・カール・フランクリン)や、社会派フォーク歌手のジャック(クリスチャン・ベイル)らについて語り始める。やがて彼らの物語は一つに結び付き……。(シネマトゥデイ

この映画はボブ・ディランをよく知らない自分にはムリだろうな~と思っていたのですが、

好奇心に負けました(^_^;)

でもやっぱり難しかったですね~(>_<)


2007年のグラミー賞2冠獲得、昨年デヴュー45周年としてベスト盤なども発売されています。

詩人としてノーベル文学賞にノミネートされ、ピュリッツァー賞特別賞も贈られています。


天才がゆえに人々の共感を呼び、期待され、押し付けられ、罵倒され、分析され、

そんな彼の苦悩や疲れのようなものが感じられます。



それぞれが印象的ですが、比較的わかりやすかったのは、

ドキュメンタリータッチのクリスチャン・ベイル

私生活面を演じたヒース・レジャー

紅一点のケイト・ブランシェットに至っては天晴ななりきりぶりでした。


伝記でありながらも事実と虚構が混ざっった本作

ボブ・ディランの音楽とその背景、そして役者たちの表現方法

それを楽しめれば良いと思います。

正直自分は眠かったヾ(;´▽`Aアセアセ