『ガス燈』
NHK-BSでやっていたので久しぶりにクラッシック
イングリット・バーグマンが美しいですね~♪
この映画でアカデミー主演女優賞を受賞してます。
ガス燈 GASLIGHT 1944年制作 114分 解説: ロンドン、ソーントン街。ガス燈の点る頃、この町を後にしイタリア留学に向かうポーラ。彼女の育て親である、名歌手の誉れ高き叔母は何者かに殺され、事件は未解決。傷心のまま旅立った彼女だったが、新天地で恋をし、声楽の勉強を諦め、その相手、作曲家のグレゴリーと夫婦になる。彼は彼女の育った家に関心を持ち、そんな落ち着いた環境で暮らしてみたいと言うので、ポーラも忌わしい記憶を拭い去って、ロンドンで再び生活を始めるが……。(allcinema ONLINE)
この映画はリメイクなんですね。
元々は戯曲だったようですが、オリジナルは1940年度イギリス制作です。
監督はジョージ・キューカー
1964年にアカデミー作品賞を取った「マイ・フェア・レディ」の監督もしてる方です。
恋は盲目なポーラですが、彼女が逃げ出してきたロンドンの家に住みたいとグレゴリー言い出すところから、
この男なんだか怪しいとすぐわかってしまいます。
ロンドンに住むようになるとグレゴリーはポーラを外出させず、外部には病気と触れ回り、
ポーラが物忘れがひどく妄想癖があると信じ込ませようとします。
グレゴリーは彼女をどおしたいのか?彼の目的は一体?
孤独で、段々自分の精神状態に自信が持てなくなってくるポーラをバーグマンが見事に演じてます。
彼女を助ける警部役のジョセフ・コットンに覚えがあると思ったら、「第3の男」の人でした(^^ゞ
ポーラを陥れようとするシャルル・ボワイエの手口が嫌らしくて見ていて(-_-~)むかむかします。
若いメイド役でアンジェラ・ランズベリーが17歳で初出演というのも驚き。
タイトルになってるガス燈が小道具として上手く使われてます。
この時代の映画は小道具の使い方が上手いですよね。
ストーリーはシンプルですが、
モノクロ映画独特の光の加減とか、カメラワークなども楽しめると思います。