貴方が友達と思ってる人は本当に友達ですか？　『ぼくの大切なともだち』

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最初このタイトルを聞いた時は子供の映画かと思いました（^_^;）

邦題の良し悪しはともかく、大人にも友達は大切です！

　　　ぼくの大切なともだち　MON MEILLEUR AMI　２００６年フランス制作　９６分

あらすじ： 友人と呼べる人間がいないことを指摘された敏腕美術商のフランソワ（ダニエル・オートゥイユ）。ショックを受けた彼は、ビジネスパートナーのカトリーヌ（ジュリー・ガイエ）と“１０日以内に親友をつれてくる”という賭けをする。そんな中、フランソワは陽気なタクシー運転手のブリュノ（ダニー・ブーン）と出会うが……。（シネマトゥデイ）

この映画は知人が絶賛してて、皆さんのレヴューの評価も良いし、

かなり期待大で見ましたが、冒頭から結構辛口（>_<）

本当にそれほど良いのだろうかと思いながら見ましたが、

ラストでは思わず笑みがこぼれ幸せな気分になるのは、やはりルコントマジックでしょうか？

ダニエル・オートゥイユ演じるフランソワは、妻とは離婚し、娘もろくに口をきいてくれず、

ビジネス・パートナーや仕事仲間からは、葬式に誰も来てくれないだろうと極めつけのダメ出しをされます。

売り言葉に買い言葉で「１０日以内に親友を紹介する」という賭けをしてしまいますが、

親友だと思ってた人たちはほとんど、彼のことを友達どころか良くも思っていないのに気づき途方に暮れます。

そんな時、誰にでも親切で感じの良いタクシー運転手のブリュノに出会います。

彼に友達を作る秘訣を教えてもらおうとレッスンを受けるのですが・・・・・

ダニエル・オートゥイユは言うまでもなく、どんな役でも間違いないですね。

ブリュノ役のダニー・ブーンは自分はこの映画が初めてですが、誠実で感じの良さが出てました。

最初から出てくる壷が重要な意味を持ってます。

今流行りの「クイズ・ミリオネア」はここでも登場です！

友達が居ないということは、相手に関心を持てないということ。

無償で相手を気遣えるか？

自分のことを振り返ってみると、最近友人と会っても愚痴しか言ってないような～ヾ(;´▽｀Aアセアセ

フランソワのようになってないか、気をつけないと！

観終わった後そんなことも気になる、深さとシンプルさを兼ね備えた大人の映画でした。

ルコント監督が引退を考えているとどこかで読んだ気がするのですが、

まだまだ頑張って欲しいですね。