座席は自分に合った場所を! 『モンテーニュ通りのカフェ』

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原題は「オーケストラの座席」

「少しでも前の良い席を取ろうと一生懸命になるけれど、

いざ座ってみると近過ぎてよく見えないないことに気づく」

人生を座席に例えた、そんなセリフが出てきます。

  モンテーニュ通りのカフェ   FAUTEUILS D'ORCHESTRE 2006年フランス制作 106分

あらすじ: 田舎からあこがれのパリに引っ越し、モンテーニュ通りの“カフェ・ド・テアトル”でウエートレスとして働くようになったジェシカ(セシール・ドゥ・フランス)。そんな彼女の前に、演奏を控える著名なピアニストや自分の生涯のコレクションを競売にかけようとしている美術収集家、そして舞台の初日を迎えようとする女優らが客として現れる。(シネマトゥデイ

両親を早くに亡くし、おばあちゃんに育てられたジェシ

おばあちゃんの話は、パリのリッツホテルで働いていたことばかり

ちょうど仕事を探していた彼女は、マコン(マコン・ヴィラーシュのマコンでしょうか?)からパリへ。

どうにかモンテーニュ通りにあるカフェで“ギャルソン”として働き始めます。

そのカフェの前には、劇場や高級ホテル、オークション会場など。

カフェでの仕事を通して出会った人たちは、セレブでありながらも現状に不満そう。

TVで人気のある女優は、映画に出たいと願い、

何年も先の公演まで決まってるような有名ピアニストは、病院や施設のような所で音楽を演奏したいと思い、

タクシー運転手から美術収集家へとのし上がった男は、コレクションをすべてオークションに!

そして、人生の半分以上を劇場で過ごした定年前の管理人。

太陽のように明るく素直なジェシカは、そんな彼らと交流を持つようになり・・・・・


アラン・ドロンが来るカフェ

ジェシカでなくても舞い上がります。

そんなカフェに集う人たちの生活や悩み、そして恋。

軽いタッチで楽しめるドラマです。

劇場の中や舞台裏、パリの風景ももちろん楽しめますよ♪

監督は、『ルーブルの怪人』、『シェフと素顔と、美味しい時間』のダニエル・トンプソン

ピアニスト役のアルベール・デュポンテル、どこかで見た顔だと思ったら『地上5センチの恋心』の作家さん(>_<)

監督役で出ているシドニー・ポラックにまた逢えたのも嬉しい!