霧 by スティーヴン・キング

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映画 『ミスト』 の原作ですね~。 やっと読みました。

50Pくらいの短編かと思っていたら、220Pほどの中編でした。

        骸骨乗組員  Skeleton Crew   Stephen King   1985年

内容:7月19日のその夜、メイン州西部の全域が、未曽有のはげしい雷雨にみまわれた。嵐に脅える住民たち。だが、その後に襲ってきた“霧”こそが、真の恐怖だったのだ。その霧は街をおおいつくし、人々を閉じこめてしまう。奇怪な霧に閉じこめられた人々の動揺と冒険を描く中編『霧』、
シカゴのやくざたちの結婚式で演奏したジャズ・バンドの災難『ウェディング・ギグ』、3百年前の鏡台の鏡の片隅に映る影『死神』など、恐怖小説の王者が贈る短編傑作集『スケルトン・クルー』からの第1弾。 

「霧」はこの短編集の中に入っている中編で、1980年に書かれています。

映画を見た時、狂信的な女性が出てくるあたりにちょっと時代を感じたのですが、納得です。

何か起こると、今ならまっ先にテロが思い浮かぶでしょう。

それでもやはりああいう超常的な光景を目の当たりにすると、神の裁きなんて言葉を信じるでしょうか?

内容はラスト以外はほとんど映画と同じでした。

映画では虫(?)が人間を繭にしてたように思いますが、そんなシーンはなかったです。

なぜ今、この短編の映画化だったんだろう?