スリリングだけど 『ワルキューレ』

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第二次世界大戦というと60年代の『大脱走』、『史上最大の作戦』などのような連合軍の作戦映画、

またヨーロッパの国々の弾圧された人々の映画などいろいろありますが、

ドイツ側から描いたドイツ軍内部の話を見るのはこの映画が初めてかもしれません。

     ワルキューレ  VALKYRIE  2008年アメリカ/ドイツ制作 120分

あらすじ: 第二次世界大戦下のドイツ。戦地で左目を負傷した将校・シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、祖国の平和のためにヒトラー暗殺計画を思いつく。過去に40回以上の暗殺計画をくぐり抜けてきたヒトラー(デヴィッド・バンバー)とその護衛たちを前に、大佐たちの計画は成功できるのか……。(シネマトゥデイ

緊迫感は半端なかったですね。

ヒトラーの暗殺失敗はわかっているわけですが、「ワルキューレ」作戦は初耳だったので、

この作戦はどおいうものであったのか? どうして失敗したのか?

その過程がスリリングで手に汗握りました。

実話の映画化であるため、余分なことを一切いれず、作戦に集中しています。

主要人物の掘り下げなどもほとんどないため、実力派俳優を起用したことで補ってますね。

当然、主役であるシュタウフェンベルク大佐が中心に話は進むのですが、

トム・クルーズ、どうなんですかね?

プロフェッショナルさは有名な彼なので、もちろんそつなく演じてるのですが、

どおも最近の彼の映画は、あまり印象に残らないんですよね。

タップス』の頃からのファンで、『大いなる陰謀』はまだ観てないんですけど、

ほとんど彼の映画は見てますし、目の前に現れたら迷わず抱きつくと思うんですけどヾ(;´▽`Aアセアセ

トムじゃなかった方がリアリティが出たと思うし、(英語を話してる時点でダメかもしれないですが ^^; )

脚色をしたくなかったのでしょうが、トムで見せるには何かが足りなかったような気がしました。


貫禄のテレンス・スタンプビル・ナイおじさんが頑張っているし、


ラストはちょっと『チェ』を思い出しました。

戦争サスペンスとしては十分面白いし、

ワルキューレ」作戦やドイツ軍の状況など興味深く楽しめる作品だと思います。