『プレステージ』 喝采を浴びるための犠牲
マジックと復讐に取りつかれた2人の男。
すべてを犠牲にして、勝ち残ったのはどちらなのか?
プレステージ THE PRESTIGE 2006年 130分 あらすじ: 若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、マジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す。(シネマトゥデイ)
観客を惹きつけるパフォーマンスが得意なロバート(ヒュー・ジャックマン)。
ある事故さえなければ良いコンビになったはずの2人が、
競い合い、より新しいマジックを観客に見せ人気者になろうとします。
その対決はマジックだけではなく、怪我をさせるほどの危険な妨害行為もたびたび。
愛を犠牲にしてまでも、相手より素晴らしいマジックをすることにこだわったロバートは、
アルフレッドの「人間瞬間移動」の秘密を探ろうと、科学者テスラを訪ねます。
そこで見たものは禁忌ともいえる実験でした。
「マジックのタネを知っても観客は喜ばない」
その言葉通り、かなり辛口な種明かしで終わります。
マジックの師匠的なマイケル・ケインが「若者は何かに取りつかれる」と言うように、
マジックに取りつかれた2人の騙し合いは、次から次へと仕掛けがあり、
130分飽きさせません。
相手を蹴落とすためにする行為は、そこまでしてと思ってしまいました(-_-;)
テスラ役でデヴィット・ボウイが出てます。
テスラの助手にアンディ・サーキス。
スカーレット・ヨハンソンがステージに華を添えています。