バイタリティを見習いたい 『世界最速のインディアン』

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最初このタイトルを聞いたときは、ネイティブ・アメリカンの話かと思いました(;´▽`lllA

全く違いましたね。


世界最速のインディアン』 THE WORLD'S FASTEST INDIAN 2005年

あらすじ: ニュージーランドで暮らすバート(アンソニー・ホプキンス)の夢は、伝説のバイク“インディアン”でライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原で世界記録に挑戦すること。年金暮しの彼は倹約に励み、隣家の少年(アーロン・マーフィー)の協力も得て廃品を利用してバイクの改良を試みるが、なかなか渡航費まで手が届かない。(シネマトゥデイ




この映画も実話を元にしています。

ニュージーランドの片田舎インバカーギルに住むバート・モンローは、

63歳になっても愛車インディアン・スカウト(42歳)で最速スピードを出すという夢を諦めきれない。

年金暮らしで物置小屋みたいな粗末な家に一人で住みながら、毎日黙々とバイクの改造を続けている。

心臓が悪くなり老いを感じた彼は一念発起し、ライダーの聖地、米ユタ州のボンヌヴィルへ、

25年来の夢であるスピード大会出場のために向かう。

ロスへの船の中では働きながら、ロスからユタへは中古車を買い、バイクを引っ張りながらの旅。

やっとの事で辿り着いたと思えば、今度は大会のルールの壁。

さて、彼とインディアンは無事に走れるのか?


とにかく出てくる人がみんな良い人。

バートの親友である隣家の少年の両親は、普段はバートを厄介者扱いしているけれど、

いざ出発となると暖かく送ってくれる。

バートに賭けレースを吹っかけて馬鹿にした若者集団も、わざわざ見送りにやってくる。

旅先でもいろんな人に助けてもらえるのは、彼のおおらかな人柄からか。

どんな壁にぶち当たっても挫けない。

頑固だけれど夢をあきらめないその情熱に、おのずと協力者が現れ、いつしか壁は無くなる。


ロードムービーとしても十分楽しめますが、レースシーンも手に汗握ります。

ちょっと『ストレイト・ストーリー』を思い出す、良い映画でした。