『ディファイアンス』 人として生きるための「抵抗」
戦争物ってあまりそそられるテーマじゃないんだけど、不思議と最近第二次世界大戦関連の映画を見てます。
これは最近お気に入りのダニエル・クレイグ主演のため。
ディファイアンス DEFIANCE 2008年 136分 あらすじ: ユダヤ人の大量虐殺が行われていた第二次世界大戦中の1941年。 ベラルーシに住むユダヤ人3兄弟、トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル(ジェイミー・ベル)は子どものころからの遊び場だった森に逃げ込む。 だが、彼らの思惑とは裏腹に、逃げ惑うユダヤ人たちが次々と森に集まり始め……。(シネマトゥデイ)
『ワルキューレ』同様、こんな兄弟がいたこともまったく知りませんでした。
『シンドラーのリスト』もそうですが、最初から皆を救おうと思っているわけではなく、
何かのきっかけや成り行きで始めたことが、
その他の外部要因などいろんなことが重なって大きな結果となるんですよね。
きっかけとも言えないような些細な思い付き、その中で責任感や使命感、連帯感などが育ち、
人を救うことで自分も救われます。
そこで同じように逃げてきた人々と出会い、自然に一緒に暮らすようになります。
噂を聞きつけて集まる人々。
コミュニティは段々大所帯になり、食料に困ることも。
弟のズシュは逃げ隠れることよりも戦うことを決意しコミュニティから去って行きます。
厳しい冬をなんとか乗り越えたところに、ドイツ軍が森まで迫って来て。
追い詰められたときの思わぬ助けにジ~ンときます。
コミュニティが段々大きく組織的になっていく様や、恋、新しい命。
戦車との戦闘シーンなども迫力があって、真実の重みを感じます。