『アンダーワールド: ビギンズ』 現代から中世へ
あまり話題になってもなかったので面白くないのかと思っていたら、かなり良い出来でした。
現代アクションから中世ファンタジーへと趣が変わってますが、
アンダーワールドの雰囲気はそのままです。
アンダーワールド ビギンズ UNDERWORLD: RISE OF THE LYCANS 2009年 90分 あらすじ: はるか昔、吸血鬼族であるヴァンパイアは狼男族であるライカンを奴隷としていた。その時代には、女処刑人セリーン(ケイト・ベッキンセイル)とうり二つの女性戦士ソーニャ(ローナ・ミトラ)の姿があった。彼女はヴァンパイア一族の長老(ビル・ナイ)の娘だったが、ライカンのルシアン(マイケル・シーン)と道ならぬ恋に落ち……。(シネマトゥデイ)
今流行りのビギンズですが。
この映画の原題は「ライズ・オブ・ライカン」
今まで敵側だったライカンの視点で描かれます。
ヴァンパイアとライカン(狼男)がなぜ戦うようになったのか?
といっても今回はセリーヌの代わりに、ビクターの娘ソーニャの話です。
ソーニャ役のローナ・ミトラがケイトによく似ていて、
映画は全編暗いので最初はケイトなのか違うのかよくわかりませんでした(^_^;)
(ケイトの名前もクレジットにあるので、ナレーションかな~と思ったりもしてるのですが^^;)
ヴァンパイアの奴隷として仕えていたライカンのルシアンでしたが、
ヴァンパイアの長老の娘ソーニャとの禁断の恋から、自由を求めたいと思うようになります。
ソーニャをめぐって、ビクターとルシアンが戦うのですが、
今頃気づきました(^_^;)
そしてビクターも3作通じてビル・ナイおじさん、殺陣も頑張ってます(^^ゞ
思い出したように作られたビギンズと違って、ストーリーがしっかり繋がってます。
トリロジーといっても良いくらい。
監督は前2作のレン・ワイズマンが製作にまわり、
シリーズのクリーチャー・デザインなどを手がけていたパトリック・タトポロスに変わってます。
このシリーズの売りであったスタイリッシュなアクションよりドラマに重点が置かれ、
ダークファンタジーとも言える気がしました。
前2作見ていなくても楽しめると思いますが、知っているとなるほど~と思いながら見れますね。
このビギンズを見てから前2作を見るのも良いかも。