ロマンティックが物足りない 『プロヴァンスの贈りもの』
ラッセル・クロウなので躊躇していました(-_-;
『プロヴァンスの贈りもの』 A GOOD YEAR 2006年 あらすじ: ロンドンの金融界でトレーダーとして多忙な日々を送るマックス(ラッセル・クロウ)のもとに、10年も疎遠にしていたヘンリーおじさん(アルバート・フィニー)が亡くなったとの知らせが届く。遺産を相続することになったマックスは、ヘンリーが住んでいたプロヴァンスのぶどう園を訪れるが……。(シネマトゥデイ)
映画冒頭、いきなり絵画のようなプロヴァンスの風景。
少年時代のマックスとヘンリーおじさんがチェスをしています。
チェスで悪びれずズルをするマックスから、将来がなんとなく予想できます。
金の亡者となっていたマックスが、プロヴァンスの人々と触れ合うことで、
次第に人間らしい心を取り戻していくという、ある意味ベタなストーリー。
それを生かすも殺すも監督の手腕とキャラの魅力に尽きると思うのですが、
最初からラッセル嫌いという色眼鏡で見ている私。
「アメリカン・ギャングスター」のようにそれを覆してはもらえませんでした。
ラッセルがジタバタするのは痛快なはずなんですけどね~。
嫌味な感じも当たり前な気がして(^。^;;
(ファンの方、ホント、ゴメンナサイ!m(__)m)
ヘンリーおじさん役のアルバート・フィニー、
少年マックスはフレディ・ハイモア、
「エリザベス・ゴールデンエイジ」の侍女役で注目のアビー・コーニッシュと、
脇に良い役者さんが揃っただけに、ちょっと残念でした。
逆にラッセル好きな方なら大満足かも。
ストーリー展開も、従妹役アビーとの絡みが微妙。
街一番のお堅い美人役マリオンとも、あっけなく結ばれてしまう辺りももう少し焦らして欲しかったような。
私の主観入り捲くりの感想ですが、
プロヴァンスの風景と、雰囲気ある別荘のたたずまいは素敵です。
皆様の目には、この映画はどう映るでしょうか?